
SH120-8

SH135X-8 アドバンス仕様機

SH200-8 アドバンス仕様機
概要
住友建機は、2025年4月24日にフルモデルチェンジした新型油圧ショベル「レジェスト」を発売開始した。
発売した4機種は、標準機であるSH120-8(12t)、SH200-8(20t)、および後方超小旋回機であるSH125X-8(12.5t)、SH135X-8(13.5t)である。
また、SH200-8、SH125X-8、SH135X-8の3機種については新たに「アドバンス仕様機」を設定した。
ショベルの動きを把握するIMUセンサーなどの装着により、積載する土量などの計量が行えるペイロード機能や、設定した高さ・深さにアタッチメントが接近した際に警告を行える高さ深さ警報など、アドバンス仕様機独自の先進機能が搭載され、便利でより安全・快適な稼働が可能である。
特長
●快適性能
- 大型かつ高解像度の10インチモニターを新型機へ標準装備。
機械情報の視認性を高めつつ、シンプルな表示による直感的な操作を実現した。
さらにカメラ映像での安全確認もより一層容易となっており、手袋使用時の運転にも配慮した、操作しやすいファンクションスイッチを設置している。
- 抜群の乗り心地で疲労を軽減するエアサスシートを新型機へ標準装備。
ホールド性の良い大型の背もたれやシート座面に加え、腰のフィット感を高めるランバーサポート、寒さに備えるシートヒータ機能付きで、より快適な作業環境を実現。
●安全性能
- 後方視界270度のモニター表示に加え、カメラ映像解析により機械周囲の安全ベストを着た人を検知し、機械が自動で減速・停止する衝突軽減システム FVM3(フィールド・ビュー・モニター3)を全機種で標準装備としている。
作業者と機械が接近し危険となる場合に、機械が自動で減速・停止することで接触事故のリスクを低減する。
機械が減速・停止する時は、スムーズな減速・停止制御により、オペレーターの体への負担も軽減できる。
また、オプションでドライブレコーダーの装着も可能となり、万一のトラブル発生時などの状況確認に活用できる。
- 万が一操作レバーを作動させた状態でゲートロックレバーを解除した場合に、警告とともに機械動作をロックし誤作動を防止する操作レバー自動ロック機能を搭載。
オペレーターが意図せずに、操作レバーに接触したり、衣服などが引っかかった際などに有効である。
- クレーン仕様では、新規格に適合した新型の外部警告灯(三色灯)を搭載。
吊り荷の負荷状態を三段階でカラー表示し、機械周囲の作業者に注意を促すことで、より安全な吊り作業をサポート。
●生産性・省エネ性
- 作業スピード最優先のSP(Super Power)、重作業時に最適なP(Power、10段階)、そして低燃費と作業性をバランスさせたECO(10段階)の3つの作業モードを搭載。
スロットルボリュームを回すだけで、きめ細かいモード切り替えが簡単に行え、状況に応じた最適な作業速度が得られる。
新たに採用したECOモードでは、作業状況を判断し、高負荷時はPモードと同等の作業性能を発揮しつつ、軽負荷時にエンジン回転数や旋回速度を必要最小限に抑えて低燃費運転を追求。
生産性を極力落とさずに、さらに経済的な稼働をサポート。
- 複合操作時の流量バランスを調整する操作性カスタマイズ機能を新型機へ標準装備。
モニター上でアーム・ブーム・旋回の流量バランスを簡単に調整でき、オペレーターの好みや、作業内容に応じた最適な操作性が得られる。