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「テクセル床工法」は、床下地コンクリートと表層仕上げ材の間に「TECCELL(テクセル)」パネルを挟み込む直床形式の積層床工法である。
反発性能を保持しながら高い衝撃吸収性・緩衝性を実現する。
さらに、スポーツ用途など高い衝撃緩衝性が求められる場合は弾力層を追加することで、ジャンプ着地時の膝への負担を軽減する。
本工法は「TECCELL」と弾力層の厚みや密度を変えることにより反発性・緩衝性・弾力性のコントロールが可能なため、多様なスポーツ競技や機能訓練などのリハビリ施設にも適用できる。
また、既存フローリングの上から重ねて施工可能な改修工法「増し張りフロア」も展開している。
研磨改修が困難な古い床でも撤去や新設工事を行わずに施工できるため、経済的かつ廃材を出さない環境配慮型工法である。
近年、文部科学省の事業により避難所指定を受けた小中学校体育館の空調・断熱整備が促進されている。
本工法の下地材は高い断熱性・保温性を有するため、「増し張りフロア」の導入により、平常時の快適な運動環境整備と非常時の良好な避難生活環境の確保を同時に実現する。
また、本工法は足腰への負担軽減につながる床の硬さとなっており、スポーツ、体育施設だけでなく、工場など職場の労働環境改善にも活用できる。
●表層材ごとの緩衝性に関する値(弾力層あり仕様)
| 望ましい範囲 | フローリングタイプ | スポーツシートタイプ | |
| 緩衝効果値(U 値) | 15 ~ 40 | 20.3 ~ 34.3 | 37.7 ~ 37.8 |
| 床の硬さ(G 値) | 100 以下 | 57 ~ 69 | 53 ~ 57 |
※JIS A 6519「体育館用鋼製床下地構成材」による
・U値は数値が大きいと柔らかめの床、G値は数値が小さいほど安全。
・ボール反発性能(EN12235を参考にした簡易試験):92~98%(コンクリート素面を100%とした場合の値)。
テクセル床工法増し張りフロアは、既存の二重床フローリングの上から新たにテクセル床を「増し張り」することで、単に新規フローリングを追加増し張りする改修工法よりも弾力性を付加できる床改修工法である。
研磨不可能となった古いフローリングでも撤去・新設せず採用でき、経済的で廃材のない工法として今後の採用が期待される。
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