コンクリート表面処理材 -表面含浸材-とは
<資材の概要>
「鋼道路橋防食便覧」((公社)日本道路協会)に対応した仕様の塗装材。コンクリート製の高欄、地覆部、橋台、橋脚などの塩害劣化防止を目的とする。塗装することによりコンクリート表面が外気と遮断されるため、コンクリートの中性化やアルカリ骨材反応の抑制効果を得る。
<資材の種類・規格>
1.CC-A塗装系
ひび割れ頻度が極めて少ないと考えられるコンクリート部材(PC桁など)に適用。塗膜の耐久性及び遮塩性に優れるエポキシ樹脂中塗塗料、耐久性及び耐候性に優れるふっ素樹脂上塗塗料を用いる。
2.CC-B塗装系
コンクリート部材に多少のひび割れを生じるおそれのある場合(橋台、橋脚部などのRC部材)に適用。ひび割れに追従するように柔軟形エポキシ樹脂中塗塗料、柔軟形ふっ素樹脂上塗塗料を用いる。
3.前処理材
CC-A、CC-B塗装系に共通してエポキシ樹脂プライマー、エポキシ樹脂パテを用いる。