東京地区 市況(現況と見通し)
経済調査会2026年2月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。
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鉄スクラップ/輸出堅調、国内需要は振るわず
現況:前月比500円の上昇
財務省調べによる4~12月期の鉄スクラップ輸出量は、東南アジア向けが堅調に推移したことを受け約584万tと前年同期比18.4%の増加。
国内では、最大の需要者である電炉メーカーが、需要見合いの生産体制の下、鉄スクラップ購入量を必要最低限にとどめている。ただ、鉄スクラップの市中発生量も乏しく、国内流通量は少ない状況が続いていることから、需給は低位で均衡を保っている状況。
一方、海外に目を向けると日本産スクラップの輸出は堅調に推移しており、国内電炉メーカーは輸出に対抗する形で購入価格を引き上げた。
そのため、価格は、H2でt当たり3万4000円と前月比500円の上昇となった。
展望:輸出主導で市況は強含みの展開
再開発の見直しや工事の遅れもあり、国内需要の回復が見込めず、電炉メーカーは、当用買いの姿勢を継続するもよう。
一方、スクラップの消費意欲が高いベトナム、バングラデシュ等の輸出市場を考えると、日本産スクラップへの引き合いが引き続き高まっていくことが予想される。今後も輸出主導でじり高推移するとの見方が大勢で、先行き、強含み。
【鉄スクラップの輸出量】(単位:t)
| 年月 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度(4~12月) |
|---|---|---|---|---|---|
| 輸出量 | 6862994 | 6550773 | 6850581 | 6803466 | 5843694 |
| 対前年度比増減 | -22.3% | -4.5% | 4.6% | -0.7% | 18.4% |
資料出所:財務省「貿易統計」
鉄スクラップ/価格推移
主要資材の市況 【地区別】












