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東京地区 市況(現況と見通し)

経済調査会2025年8月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。

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セメント/値上げ浸透も需要は低迷が続く

現況:国内需要減少に歯止めかからず
 セメント協会調べによる2024年度の国内販売高は前年度比5.6%減の約3263万t。2020年度に4000万tを割り込んで以降も需要低迷が続いており、6年連続で前年を下回った。慢性的な建設現場の人手不足や資材費高騰による工事計画の見直し、工程遅延などが常態化しており、需要減少に歯止めがかからない状況。
 価格面では、メーカーが4月出荷分より2000円以上の値上げを実施。関西全域と東北・九州の一部を除いた地域で、8月調査までにほぼ満額が浸透した。東京地区の価格は、普通ポルトランド・バラでt当たり1万7800円どころ。6月に2000円上伸後は横ばいで推移している。
展望:価格は横ばい、環境対策など強化
 同協会は、2025年度の国内需要を前年度比微減の3200万tと想定している。官需は国土強靱化対策や能登復興、防衛関連工事がけん引、民需は都市部の再開発工事や物流施設等が下支えするとみられるが、大幅な需要回復は期待薄の状況。
 こうした需給環境下、メーカーは現行価格を維持しつつ、品種拡大やカーボンニュートラル実現のための設備投資や環境対策など事業継続に向けた取り組みを強化していく方針。先行き、横ばい。
【セメントの国内需要推移】(単位:万t)

年月 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度(4~6月)
国内需要 3787 3727 3456 3263 763.5
対前年度比増減 -2.0% -1.6% -7.3% -5.6% -6.4%

資料出所:一般社団法人セメント協会

セメント/価格推移

主要資材の市況 【地区別】

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