東京地区 市況(現況と見通し)
経済調査会2025年4月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。
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セメント/価格交渉大詰め、先行き、強含み
セメント協会まとめによる2月の東京地区セメント販売量は前年同月比で10.2%減少し19万2046tとなり、7カ月連続で前年を下回った。主な出荷先である生コンメーカー向けの荷動きが、建設現場の人手不足などを背景に低迷しており、年度の累計でも4.2%の減少となった。
価格は、普通ポルトランド・バラで前月比横ばいのt当たり1万5800円どころ。メーカーは物流費や修繕費、労務費などのコスト上昇を理由に、4月出荷分から2000円以上の値上げを表明。販売側は需要者に対して、早期の満額受け入れを求めている。主たる需要者である生コン側は、セメント価格の引き上げに理解を示しており、値上げ受け入れをにらみ、引き上げ分を生コン価格に転嫁する動きがみられている。こうした中、価格交渉は大詰めを迎えており、値上げがいつ受け入れられるかに注目が集まっている。先行き、強含み。
セメント/価格推移

主要資材の市況 【地区別】
