概 要
あらかじめ仮設トイレ専用配管を埋設しておき、災害等には配管のフタを開けてその上部にテント等を設置することで仮設トイレとして使用できるシステム。専用配管は下水道に直結しているため、汚物が溜まったらマンホール内の弁を開けば汚水をそのまま下水道に流すことができる。
特に災害時において給・排水ラインがストップしてしまうと、避難場所では急速に衛生環境が悪化し、結果、避難者がトイレを我慢したり、食事・水分摂取を控えたりしてしまい、避難者の健康を害することが問題になっている。いざという時のために、あらかじめイベント施設敷地内や避難所に指定されている施設近傍に仮設トイレを設置できる仕組みを作っておくことで、施設内のトイレが使用できなくなった避難場所でトイレ問題を一気に解決することができる。
特 長
1 .貯留機能を有する:貯水した管に汚物を排泄することで、排泄物が軟便化し汚物の排出が容易になる。また臭気の発生を抑制し、衛生的な環境を保つことができる。
2 .運用管理が容易:1日1回の注水と貯留弁操作による排出のみで運用可能(標準的な仕様の場合)。万が一下水道本管が破損し、流下機能を失った場合でもバキュームカーにより汚物の汲み取りができる。
3 .少ない水量で対応可能:1日最少870Lの水量で、500人のトイレ使用に対応。平常時から管に水を貯めておくため、災害時の水を節約でき、すぐに使用できる。
4 .地震に強い:貯留弁がマンホールと一体化しており、地震動等でも弁が破損しにくい。リブパイプの貯留管は可とう性に優れるほか、砕石基礎により地盤の液状化を抑制する。

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