NETIS登録番号:KT-230152-A
概要
建設現場で発生する災害の中で、作業員と重機との接触事故は大きな問題であり、狭い作業空間での接触事故防止は、安全管理上の重要な課題となっている。
「カワセミ」は画像解析AIを搭載したサーバと、2台のカメラでオペレーターの死角となる危険区域内の人や車両を高精度に検知し、警告音・警告灯の点灯・モニターの警告表示等でアラートを発報する安全補助システムである。
特長
- 警告を出す距離やアラームの音量は、建設現場の環境に応じて自由に設定可能。
- カメラ・モニター・警告灯は、マグネットで簡単に取り付けることができるので、重機の種類を問わず後付け設置が可能。
- 画像解析AIと単眼カメラを組み合わせ、精度確保とコストダウンを実現。
画像解析AIについて
- 画像解析AIによる骨格推定
人の姿勢を学習したAIで、どんな姿勢でも人を検知・距離を計測
画像解析AIに人のさまざまな姿勢を学習させることで、人の全身が映らない場合や、しゃがんだ姿勢の場合でも、瞬時かつ高精度に人の存在を検知。
また、人と重機との距離は、検知した人の座標とカメラの画角から光学計算で算出する。
- 画像解析AIによる顔の向きの推定
- 人の顔の向きを判定し、判断危険レベルを評価
画像解析AIにより、目・鼻・耳の位置関係から人の顔の向きを判定する。
光学計算で算出した人と重機の距離と、人の顔がカメラの方向を向いているかを組み合わせて、危険レベルを判断する。
また、危険レベルに応じてアラートの強さ(警告音の有無や警告灯の色)を変えることができる。
- 重機や車両も検知
重機や一般車両も検知可能としているため、重機後退時の衝突事故や接触事故も回避できる。