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東京地区 市況(現況と見通し)

経済調査会2025年8月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。

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H形鋼/需要減少、弱基調継続

現況:現行販価の維持に注力
 4~6月期のH形鋼の全国出荷量は約70.1万tと、前年同期比11.7%の大幅減(日本鉄鋼連盟調べ)。首都圏では、都市部の再開発や物流倉庫、データセンターなどの大型物件需要は端境期にあることに加え、工場やオフィスなどの中小物件向けも低迷している。足元では、慢性的な人手不足に悩む工事業者の選別受注の影響から、薄商いが続いている。
 価格は、200×100でt当たり10万9000円(東京②)どころと前月比横ばい。需要回復の兆しがみえない中、流通側は仕入れを抑制し、需要見合いの販売姿勢に徹している。一部で数量志向の姿勢も散見されるが、全般的には、流通側は採算割れを回避すべく、現行販価の維持に注力している。
展望:競合解消の見込みは薄く、弱含み
 メーカー側は減産調整で販価の維持に努めているものの、想定以上の需要減から固定費の負担が増大。また、安価な輸入材の増加が常態化しつつあり、製販側は一段と危機感を強めている。一方、需要者側は工事費高騰による工事計画の延期や中止の影響で足元の仕事量が乏しく、需要見合いの購買姿勢に終始している。需要の回復は期待できず、流通間の受注競合が解消される見込みは薄い。当面、弱含み。
【H形鋼の出荷量】 (単位:千t)

年月 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度(4~6月)
出荷量 3590 3658 3359 2990 701
対前年度比増減 6.9% 1.9% -8.2% -11.0% -11.7%

資料出所:一般社団法人日本鉄鋼連盟

H形鋼/価格推移

主要資材の市況 【地区別】

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