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同一環境下における10年経過時の比較
本工法を施したクラックの状態
本工法は、けい酸塩系含浸コンクリート保護材「エバープロロング」を、成型コンクリート表面に塗布および噴霧するものである。
エバープロロングの成分はけい酸アルカリ混合物で、固化したコンクリートの組織に深く浸透するようにモル比1:1に成分配合を調整し、ナノ粒子化したもの。
コンクリート表面に塗布することで、表層部の気孔に進入してアルカリ成分ゲルが充填し、アルカリ保護層を形成。コンクリートに悪影響を及ぼす異性物(酸性雨水、塩水等)の進入を防ぎ、またコンクリートのアルカリ性を保つ。
・特許 第4472266号
コンクリート保護工法 | エバープロロング工法 | シート膜工法 | 塗膜工法 | |
原理 | コンクリートに染み込む液体を塗る | シートで覆う | 表面を覆う 液体を塗る |
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コスト | 施工費(平均) | 1.0とした場合 | 3.0 | 2.2 |
耐久年数 | 30~50年 | 10~15年 | 3~10年 | |
ライフサイクルコスト(30年) | 1.0とした場合 | 2.0 | 3.0 | |
対応性 | 小さいクラック | ○(自己修復を促す) | △(補修後施工) | △(補修後施工) |
中性化 | ◎(一部破損でも問題なし) | ○(一部破損に弱い) | ○(一部破損に弱い) | |
塩害 | ◎(一部破損でも問題なし) | ○(一部破損に弱い) | ○(一部破損に弱い) | |
凍結融解 | ◎(通気性あり) | △(結露する) | △(結露する) |
※施工費は表面処理のみの比較、ライフサイクルコストは架設・養生費を含む比較 ※劣悪環境等では上記より耐用年数は短くなる
※同社では、姉妹品「エバープロテクト」(NETIS 登録番号:(旧)KT-080005-VR、登録名:けい酸塩系含浸コンクリート保護材)も取り扱っている
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最終更新日:2023-10-30