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本工法は大阪府と愛知工業大学の共同開発によって生まれた、セラミックス製の裏当て材を用いた鉄筋溶接継手である。
従来の鋼製の裏当て材のように、溶接作業後に継手部に残存するのとは異なり、溶接作業後に裏当て材が外れ、目視による継手部の全周にわたる外観検査が可能な品質重視の工法。
CB工法協会専用の各試験センターにて技能者の安全・品質向上のために、講習会や検定試験を定期的に開催している。
北海道から沖縄県まで全国95社の会員施工会社があり、年間300万カ所以上を施工、安定した供給が可能である。
1.溶接作業後に裏当て材が継手部に残存しない
・全周、目視による外観検査が可能。
・JISZ3062と同じ走査方法で超音波探傷試験が可能。
2.溶接部に膨らみが発生しない
・帯鉄筋の配筋間隔に影響を与えない。
・コンクリートのかぶり厚に影響を与えない。
・継手部と鉄筋母材との断面変化が少ないため、極端な応力集中が起こりにくく、疲労強度の面で有利。
3.施工スピードが早いため、工期短縮が期待できる
・D51の場合、1箇所当たり約2分で施工可能。
4.配筋管理が容易になる
・鉄筋を動かす必要がないため、配筋状態のままでの継手施工が可能。
・異径鉄筋、ネジ節鉄筋問わず施工可能。
・適用鋼種:SD235〜SD490
・適用鉄筋径:D13〜D51
・適用形状:異形鉄筋、ネジ節鉄筋
・溶接姿勢:下向き(梁向き)、横向き(柱向き)
・その他:鉄筋の先組工法、プレキャストコンクリート工法、改修工事等に適用可能
富山跨線橋補強その6工事、大西高架橋耐震補強工事、(主)福良江井岩屋線橋梁耐震補強工事(富島橋)、北陸新幹線坂井高架橋、湯浅御坊道路中津川第二橋他3橋(鋼上部工)工事、旭川大橋耐震補強工事、美濃屋橋、国道2号玉島維持管内橋梁耐震補強補修工事、一般国道463号越谷浦和バイパス鶴巻陸橋下部工補強工事(R2)、新名神高速道路佐治川橋(PC上部工)工事
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最終更新日:2023-03-29