NETIS登録番号:KT-240020-A
システム概要
概要
「ぴたあっと」は、スマートフォンを用いたダンプ等工事用車両の運行管理システムである。各車両にスマートフォンを搭載するだけで、車両の運行をスムーズに管理できる。
従来、工事用車両の運行管理は、注意看板・誘導看板の設置や誘導員の人的指示で行っており、現場の負荷となっていた。「ぴたあっと」を導入することにより、工事車両の安全運行・施工性が向上するほか、運行記録の作成をPCによる自動作成に変更できるため、人件費も削減可能となる。
最新の「ぴたあっと Web Edition」は、Webアプリケーションで、各々のデバイスから操作閲覧が可能。地図がGoogleマップになり、道路渋滞情報や航空写真表示ができる。また登録車両の現在位置・状態を地図上にリアルタイムに表示。各車両の到着予測時刻がわかるなど、より機能的に進化した。
特長
- 運行履歴の一元管理
各工事車両の管理会社が個別に管理していた運行を一元化することで、工事全体の車両運行を管理することができる。
- 運行状況の可視化
車両に搭載したスマートフォンから送られるデータをリアルタイムに参照することで、出発後は運転手任せであった運行を可視化することができる。危険運転が頻発する場合はスマートフォンを指定して警告のメッセージを送信可能。
- KYマップに基づいた安全運行の推進
危険予知マップ(KYマップ)に基づき、危険な場所での注意喚起アナウンス、速度制限などを設定できる。
- 運行安全サイクルの創出
記録データを基に、新たな危険場所・時間を特定し事故防止の対策を立てることができる。
- Googleマップで最新の地図情報を表示
道路渋滞情報や各車両の位置、状態を地図上にリアルタイムに表示。各車両の到着予測時刻も表示可能。
主な機能
「ぴたあっと」は、管理用Webサイト、車両搭載スマートフォン、クラウドサーバから形成される。
- GPS搭載スマートフォンを工事用車両に搭載することで、各車両の走行履歴をリアルタイムで取得・保存できる。
- 専用Webサイトでバーチャルなエリアを作成し、車両搭載スマートフォンが指定のエリアに進入時に、運転手へ注意喚起アナウンスなど音声ガイダンスの発報、管理者へメール通知などの処理を行う。
- 走行するルートを設定することで、スマートフォン搭載車両が設定したルートを逸脱した場合、記録し運転手に警告する。
- エリア、ルートごとに速度を設定し、設定速度を超過した場合、記録し運転手に警告する。
- スマートフォン加速度センサーにより「急加速」「急ハンドル」「急制動」を記録し運転手に警告する。
- 車両搭載スマートフォンの積み込み/荷降しの履歴を基に運行帳票を自動作成する。運行ごとに走行軌跡、速度超過の有無を地図上で確認可能。
- 日時を指定して走行軌跡、速度超過の有無を確認可能。
- 意図しない車両待機の防止のため、指定エリア内に滞在するスマートフォン台数をカウントし、管理台数超過の場合には警告を発する。
- 離合箇所待機場所にエリアを設定し、対向の待機場所に車両がある場合、音声アナウンスを発報する。
ぴたあっとシステム構成図