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「表面含浸材を併用した無機系被覆工法 クリスタルNCP工法|表面処理工法|株式会社日興」の資料請求はこちらから
「クリスタルNCP工法」は、劣化因子浸入抑止性能を持つハイブリッド型表面含浸材(けい酸塩系およびシラン系)および、緻密な組織構造を持ち、各種物性に優れ長期安定性を発揮するPCM(ポリマーセメントモルタル)を併用したコンクリート構造物の補修・防食工法である。
使用材料構成は、下表および上記の図の通りである。
工程 | 使用材料 | 成分 | 内容 |
躯体改質 | クリスタル NCP工法A液 |
けい酸 ナトリウム |
劣化したコンクリート表層部を改質(緻密化、アルカリ性付与)。 |
断面修復 | USCP モルタル |
酢酸ビニル系 PCM |
高炉水砕スラグ細骨材を使用し、各種物性に優れた緻密な構造組織を持つPCM。 |
PCM改質 | クリスタル NCP工法A液 |
けい酸 ナトリウム |
躯体改質処理と同材料。PCMの緻密化、耐摩耗性を付与。 |
表層撥水 | クリスタル NCP工法B液 |
シリコン | 水や塩化物イオン、炭酸ガス等の劣化因子浸入を抑制。 |
要求性能 | 品質項目 | 試験方法 | 品質規格値 | 試験結果 | 備考 | ||
基本的 性能 |
中性化抑止性 | 中性化深さ | JIS A 1153 (4週間) | 5mm以下 | 3.5mm | ||
付着性 | 付着強度 | JSCE-K 561 | 標準条件 | 1.5N/mm²以上 | 2.59N/mm² | 改質処理有 | |
多湿条件 | 2.55N/mm² | 〃 | |||||
低温条件 | 1.82N/mm² | 〃 | |||||
水中条件 | 1.0N/mm²以上 | 2.44N/mm² | 〃 | ||||
乾湿繰返し条件 | 2.16N/mm² | 〃 | |||||
温冷繰返し条件 | 2.71N/mm² | 〃 | |||||
一体化性 | 圧縮強度 | JSCE-K 561 (28日養生) | 21.0N/mm² | 44.4N/mm² | |||
寸法安定性 | 長さ変化率 | JIS A 1129 | 0.05%以下 | 0.048% | |||
耐摩耗性 | 摩耗深さ | 表面被覆材の水砂噴流摩耗試験(案) (材齢28 日、10 時間経過後) |
標準供試体に対する 平均摩耗深さの比が PCM:1.5 以下 |
0.96 | |||
個別的 性能 |
耐凍害性 | 相対動弾性係数 | JIS A 1148 (A法300サイクル) |
85%以上 | 97% |
クリスタルNCP工法は農林水産省「農業水利施設補修工事に関するマニュアル(開水路補修編)案」に示される無機系被覆工法・断面修復工法の品質規格をすべて満足することを確認した。
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最終更新日:2024-08-20