NETIS登録番号:CB-240013-A
スマートアジテーター®概要
技術構成
概要
スマートアジテーター®は、「ドラム内の生コン性状記録管理装置」、「GPS位置情報システム」、「IP無線機能」、「出退勤管理機能」など、さまざまな機能を搭載した複合型車両運行管理が可能なシステムである。
品質管理の向上や、配車業務の効率化、きめ細やかな納入管理等、生コン事業者、施工管理者双方にとって有用な、世界初のシステムである。
2023年1月16日に一般財団法人日本建築総合試験所の建設材料技術性能証明(GBRC材料証明 第22-4号)を取得。
特長
- 運搬中のアジテータ車のコンクリートの状態把握
走行中アジテータ車のドラム内のコンクリートのスランプ値、温度、積載量、ドラム回転速度等、コンクリートの状態を知ることができる。
- 走行中車両の現在地の把握
システムで使用するタブレットのGPS機能により、車両の位置を高い精度で正確に把握が可能。
- 作業状態の把握
車両の位置情報だけでなく、今何を行っているのか(作業状況)が把握できる。
運搬中、現場到着、荷下ろし中等、ユーザーが定めるさまざまな状況に対応可能。
さらにGPSジオフェンス機能を使用することで、ドライバーが操作することなく作業状況の自動更新が可能。
走行中車両の現在地の把握(配車担当の負担軽減)
装置の構成
- プローブセンサー:圧力センサー、サーミスタ等内蔵、ドラムハッチ部分に取り付け
- コントロールユニット:データ演算、Bluetooth送信モジュール等内蔵
- ソーラーパネル:電源供給バッテリーを内蔵した電源ユニット
- ディスプレイ:データの受信・表示をする外部表示装置
- I/O box:ディスプレイとケーブルで接続し、車載タブレットにデータ送信
- タブレット:運転席でのデータ確認および取得データをクラウドに送信
- クラウド:得られたデータを全て格納し、どこからでも確認可能
アウトプットデータ
- 車両外部のディスプレイでの情報表示:推定スランプ・推定スランプフロー・プローブ温度・推定積載量・管理項目
- 車載タブレットによる情報表示:推定スランプ・推定スランプフロー・プローブ温度・推定積載量・管理項目・作業状況(ステータス)
- クラウド上での、リアルタイム車両位置情報、作業状況、フレッシュコンクリートの情報表示
- クラウド上での、当日運行開始から確認時点までの、フレッシュコンクリートの情報(グラフ、Excelデータ)
- クラウド上での、現場入退場時間、作業状況の情報表示
導入工場および現場適用件数
- 導入生コン工場 7工場 約100台
- 現場適用(レンタル)16件以上 延稼働台数約110台(2024年2月現在)