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2050年のカーボンニュートラル実現に向け、企業にはこれまで以上にCO₂排出量の削減が求められている。
カーボンプライシングや排出量開示の義務化が進み、熱エネルギーの脱炭素化が重要になっている。
われわれが消費するエネルギーの半分以上は熱であるが、太陽光発電には出力制御や設置制約といった課題がある。
そのため、電気ではなく「熱」を直接つくる太陽熱利用システムが再評価されている。
太陽熱利用システムは太陽光発電より高い変換効率を持ち、給湯・空調・産業用加温など幅広い用途で効率的に熱を供給し、CO₂削減にも効果的である。
太陽熱集熱器には平板式と真空管式があるが、真空管式は氷点下の環境でも高温の熱を取り出すことができる。
従来はヒートパイプ式が主流であったが、重量が重く屋根荷重に課題があった。
同社製品では、真空管内部に熱媒を通すU字銅管を挿入し、さらにガラス管背面に集光ミラーを設けることで、軽量化と高温出力を両立している。
これにより、産業用プロセス熱や空調・給湯など、さまざまな熱源を再エネルギー化することが可能となり、企業の脱炭素化に大きく貢献するシステムである。
同社の太陽熱利用システムは、従来の給湯用途に加え、 ZEB対応が求められる建築物における冷暖房や除湿空調にも多く採用されている。
近年はレジリエンス強化の観点から、災害時でも湯を確保できるよう、BCPやLCPに対応した給湯システムの導入が増加している。
また、冷房では吸収式冷凍機の再生熱源、除湿ではデシカント空調機の再生熱源として利用されており、学校や庁舎、オフィスビルなど、ZEB化とレジリエンスを両立する建築物での採用が広がっている。
最近では、夏季の太陽熱を地中に蓄え、冬季の融雪や暖房に利用する季節間蓄熱システム、太陽熱を利用した氷蓄熱冷房を可能にする熱音響冷房システム、さらに太陽熱をDAC
(Direct Air Capture)装置の脱着熱源として活用する取り組みなど、新たなソリューション開発が進んでいる。
今後は、化学蓄熱材を用いたケミカルヒートポンプ、ため池を利用したソーラーポンド蓄熱、ゼオライトボイラーによる蒸気発生システムなど、再生可能エネルギー熱を活用した次世代技術にも取り組む予定である。
| 快晴 (1,000W/㎡) |
361 | 359 | 520 |
| 晴れ (700W/㎡) |
164 | 231 | 352 |
| 曇り (400W/㎡) |
0 | 102 | 182 |
条件:集熱器温度と外気温の差が50℃の場合における集熱量
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