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ボアホール方式による地中熱利用冷暖房・融雪システムとその効果(約5年間の実績)
地中の温度は年間を通して15℃前後と一定しており(≒その地域の年平均気温)、夏季や冬季は特に外気との温度差がある。
この温度差でエネルギーを生み出し、ヒートポンプの熱源として利用するシステムが「地中熱利用システム」である。
地球環境にやさしく、かつエネルギーの削減などに大きな効果があることが実証され、全国各地で冷暖房や融雪、給湯に利用されている。
同社では狭小な都市部でも施工可能な方式を複数開発しており、日本初、日本最大級、日本最先端の実績を有している。
方式 | ボアホール方式 | 基礎杭方式 | 水平方式 | 土留壁方式 |
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概要 | ボーリングマシンで建物外構部に地下100m程度の掘削を行い、地中熱交換器(Uチューブ)を設置する垂直型の方式。 | 建物の基礎杭内(場所打ち杭の外周部または既製杭の中空部)に地中熱交換器を設置する垂直型の方式。 特許 第6452876号 |
コイル状に加工した地中熱交換器を建物耐圧盤下の捨てコン内に広く敷設し、面的に熱交換する水平型の方式。 特許 第5624533号、第5859731号 |
SMW工法などで施工される地中連続壁中に、2組の地中熱交換器(Uチューブ)を設置する垂直型の方式。 特許 第5384058号 |
特長 |
● ボアホール専用の大型掘削マシン「ソニックドリル(SD-200)」を所有。 ● 国内の地中熱事業黎明期より、非住宅の建築物へいち早く設計・施工に着手。 ● 国内最大級(MW級)規模での施工実績あり。 |
● 場所打ち杭と既製杭の双方に地中熱適応実績あり。 ● 場所打ちに限定した国内シェア率約54%※ ● 4方式を比較した際、単位採放熱係数(熱交換能力)の一事例として場所打ち杭が圧倒的に高く、次に既製杭が高い。 ※環境省地中熱利用状況調査、地中熱利用促進協会HP資料、ヒートパイル工法研究会資料より自社算出 |
● 環境省の地球温暖化対策技術開発事業(2010~2011年度)を通じて実用化。 ● 建物や地下構造物を開発するインフラ事業者への適用実績が豊富。 ● ピット程度の地下構造物があれば適応可能。 (地下構造物を構築することが多い都市部で採用事例多数) |
● 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の再生可能エネルギー熱利用技術開発(2015~2018年度)を通じて実証。 ● 大規模開発案件などに最適。 |
導入規模・実績例 |
● 当時日本最大級(約1,000kWクラス)の設置例として、八幡平市立病院(深度100m×120本) ● 日本初の地域冷暖房への地中熱導入例として、東京スカイツリー®地域(深度120m×21本) |
● 大規模基礎杭方式のパイオニア的事例として、秋田市立山王中学校(深度50m×75本 ※2対/杭仕様) ● 最高クラスの環境性能を有す大型建築物への設置例として、横浜市役所(約6,600kW ※1対/杭仕様) |
● 当時日本最大級(約1,000kWクラス)の設置例として、八幡平市立病院(敷設溝約900m) ● 鉄道トンネル事業では日本初として、小田急小田原線世田谷代田駅(敷設溝約1,000m)・東北沢駅(敷設溝約700m)・福岡市地下鉄七隈線櫛田神社前駅(敷設溝1,500m) |
● 実用化第1号物件施工中 ● SMW連続壁の施工数量は関東・東海・関西の都市部で多く、地中熱の普及が遅れる温暖地でポテンシャルが大きい。 |
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最終更新日:2025-07-23