積算資料公表価格版
下水道用硬質塩化ビニル管継手
『クイックイージー支管 可とう受口タイプ』
掲載誌:積算資料公表価格版2025年6月号 p.94
規格 | 単位 | 公表価格(税別) |
---|---|---|
VP 150×100 | 個 | 11,200円 |
VP 200×100 | 個 | 11,200円 |
VP 200×150 | 個 | 11,400円 |
VP 250×150 | 個 | 11,400円 |
VU 150×100 | 個 | 11,200円 |
VU 200×100 | 個 | 11,200円 |
VU 200×150 | 個 | 11,400円 |
VU 250×150 | 個 | 11,400円 |
VU 300×150 | 個 | 13,700円 |
『クイックイージー支管 ゴム輪受口タイプ』
掲載誌:積算資料公表価格版2025年6月号 p.94
規格 | 単位 | 公表価格(税別) |
---|---|---|
VP 150×100 | 個 | 6,600円 |
VP 200×100 | 個 | 6,600円 |
VP 200×150 | 個 | 8,000円 |
VP 250×150 | 個 | 8,000円 |
VU 150×100 | 個 | 6,600円 |
VU 200×100 | 個 | 6,600円 |
VU 200×150 | 個 | 8,000円 |
VU 250×150 | 個 | 8,000円 |
VU 300×150 | 個 | 10,300円 |
『クイックイージー支管 自在受口タイプ』
掲載誌:積算資料公表価格版2025年6月号 p.94
規格 | 単位 | 公表価格(税別) |
---|---|---|
VP 200×150 | 個 | 9,900円 |
VU 150×100 | 個 | 8,300円 |
VU 200×100 | 個 | 8,300円 |
VU 200×150 | 個 | 9,900円 |
VU 250×150 | 個 | 9,900円 |
VU 300×150 | 個 | 12,300円 |
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下水道用硬質塩化ビニル管継手とは
<資材の概要>
硬質ポリ塩化ビニル管は、通称、塩ビ管として広く一般に知られており、主に配管材として幅広い分野で使用されている。塩ビ管は塩化ビニル樹脂(塩ビ樹脂)を主原料としており、その塩ビ樹脂の粗原料はエチレンと塩素で、エチレンはナフサを主原料に生産される。この塩ビ樹脂に各種の添加剤を調合し、押出成形加工を行うことで塩ビ管が製造される。
<資材の種類・規格>
原料や特性の違いによって、一般(VP)パイプ、耐衝撃性(HI)パイプ、耐熱性(HT)パイプなどの種類があり、管の肉厚によってVP管、VM管、VU管などに分けられる。
また、管端部の加工形状によって、加工のされていないプレーンエンド管、継手を使用しなくても接続できるよう管端部に受口加工が施されたゴム輪受口(RR)管、接着受口(TS)管などがある。
主な用途としては、建築設備用、水道用、下水道用、農業用水用などが挙げられる。
1.水道用ゴム輪形硬質ポリ塩化ビニル管および水道用ゴム輪形硬質ポリ塩化ビニル管継手
水道用ゴム輪形硬質ポリ塩化ビニル管は、厚肉である水道用VP管を原管とし、可とう性のあるゴム輪(RR)受口のついた管で、一般にRR片受直管と呼ばれる。水道用は、水圧の変動が大きいことに加えて採用口径の大径化に伴い、RR化が進んでいる。
水道用ゴム輪形硬質ポリ塩化ビニル管継手は、水道用ゴム輪形硬質ポリ塩化ビニル管を接続する継手であり、JWWA規格では、ベンド(曲管)、ソケット、片挿しソケット、受挿し径違いソケット、VCソケット等が付図として掲載されている。
2.水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管および水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管継手
水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管は、耐衝撃性があり、厚肉のHI管を原管とし、可とう性のあるゴム輪(RR)受口のついた管で、HIRR管と呼ばれる。
水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管継手は、水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管を接続する継手である。
3.農水用ゴム輪形硬質ポリ塩化ビニル管・継手
基本的には、水道用と同様、圧送管として使われるが、管内圧により、VU、VP、VHと管肉厚の異なる管が使われる。また、使われる口径の範囲も広く、口径350以上ではVM管といった製品も使われる。水道用と同じく受口付の管が多く用いられる。
4.FRP製異形管
FRP製異形管は主に農水用塩ビ管を接続する継手として使用する。材質は強化プラスチック製で、設計圧力により、VU仕様、VP仕様、VM仕様、VH仕様がある。受口形状はゴム輪受口であり、受口部に管の離脱を防止するためのリングを内蔵したタイプと内蔵していないタイプがある。
5.下水道用硬質塩化ビニル管および下水道用硬質塩化ビニル管継手
下水道用硬質塩化ビニル管は水道用と異なり、自然流下での配管となる。直管では、薄肉のVU管を原管としたJSWAS(日本下水道協会)規格のSRA(ゴム輪受口付)の流通が多い。JSWAS K-1で規定されているのは、直管では、プレーンエンド、ゴム輪受口(片受けおよび両受け)、接着受口であり、異形管では、曲管、自在曲管、支管、継手である。
6.下水道用リブ付硬質塩化ビニル管および下水道用リブ付硬質塩化ビニル管継手
塩ビ管管体部において、管周方向に同心円状のリブが設けてある管である。砕石基礎などにも対応可能であること、また、偏平剛性が高く荷重条件の厳しい場所にも使用できるなどの特長を持つ。
JSWAS K-13で規定されているのは、直管では、片受けおよび両受けであり、異形管では、マンホール継手、硬質塩化ビニル製小型マンホール、支管、枝付き管、変換継手、カラーである。
7.下水道推進工法用硬質塩化ビニル管
小口径管推進工法のうち低耐荷力方式に使用される。JSWAS K-6で規定されているのは、直管では、SUSカラー付直管、スパイラル継手付直管であり、異形管では、上流用マンホール継手、下流用マンホール継手、くら型マンホール継手、接着受口カラーである。
8.硬質ポリ塩化ビニル有孔管
余剰地下水を排水するために使用するもので、塩ビ管の管体部に一定のピッチで丸穴加工した管である。AS 13では、管の材質はVPまたはVMで、受け口(片受け)形状の管について規定されている。
9.下水道用リサイクル三層硬質塩化ビニル管(片受け直管)
塩ビ管の管体部が外層、中間層、内層の三層で構成され、そのうち中間層に使用済み塩ビ管を主体としたリサイクル材料を原料として成形された管である。下水道用取付け管、排水設備に使用する。
10.耐火塩化ビニル管・耐火塩化ビニル管継手
耐火塩化ビニル管は、内外面の硬質ポリ塩化ビニル層と、高温になると大きく膨張し断熱・耐火層を形成する中間層の三層構造の管。耐火塩化ビニル管継手は、延焼を遅らせる特殊な配合を施した継手。管と継手との組み合わせで、建築物の防火区画貫通部からの延焼を防止できる。また、特別な貫通処理を施すことなく、防火区画貫通が可能となる。耐火構造建築物の排水管・通気管に使用される。
11.硬質ポリ塩化ビニル管
・水道管(VP)(JISK6742)PE(プレーンエンド)
・一般管(VP)(JISK6741)PE(プレーンエンド)(TSスリーブ管)
・薄肉管(VU)(JISK6741)PE(プレーンエンド)(TSスリーブ管)
・水道用耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管(HI管)(JISK6742)
・耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(HT管)
・一般管(VM)PE(プレーンエンド)(TSスリーブ管)
JIS K 6742に規定される水道管(VP)および水道用耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管(HI管)は、水道用の圧送管として使用される。HI管は製造過程で改質剤を添加して、耐衝撃性を高めている。HT管は塩素の含有率を高め、耐熱性を向上させたもので、給湯、冷暖房用配管に使用される。
JIS K 6741に規定されている一般管(VP)および 薄肉管(VU)は無圧の一般流体輸送配管で使用される。水道管(VP)と一般管(VP)の違いは、用途、浸出性の試験項目の有無で、平均外径の許容差、厚さも若干異なっている。
12.リサイクル硬質ポリ塩化ビニル発泡三層管(RF-VP)およびリサイクル硬質ポリ塩化ビニル三層管(RS-VU)
塩ビ管の管体部が外層、中間層、内層の三層で構成され、そのうち中間層に使用済み塩ビ管を主体としたリサイクル材料を原料として成形された管である。リサイクル硬質ポリ塩化ビニル発泡三層管(RF-VP)は、屋内で無圧の排水配管に使用され、リサイクル硬質ポリ塩化ビニル三層管(RS-VU)は、埋設部で無圧の一般流体輸送配管に使用される。
13.水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手(TS継手)(HI継手)(TS加工継手)および農水用硬質ポリ塩化ビニル管継手(TS加工継手)
水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手(TS継手)(HI継手)は塩ビ管の継手で、射出成形により製造される。端部の受け口形状は接着受口であり、TS継手は材質がVP、HI継手は材質がHIである。JIS K 6743には、ソケット、径違いソケット、エルボ、チーズ等が規定されている。
水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手(TS加工継手)は塩ビ管の継手で、原管を加工して製造される。端部の受け口形状は接着受口である。JIS K 6743には、VCソケット、ベンド等が規定されている。
14.屋外排水設備用硬質塩化ビニル管継手(VU継手)
屋外排水設備で使用される塩ビ管用継手であり、端部の受け口形状が接着受口となっている。AS 38では、エルボ、大曲がりエルボ、Y、大曲がりY、ソケット、インクリーザー等が規定されている。
15.排水用硬質ポリ塩化ビニル管継手(DV継手)
無圧の一般流体輸送配管で使用される塩ビ管用継手であり、端部の受け口形状が接着受口となっている。JIS K 6739では、エルボ、大曲がりエルボ、Y、大曲がりY、ソケット、インクリーザー等が規定されている。
16.耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(HT継手)
給湯、冷暖房用配管で使用される耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(HT管)の継手であり、端部の受け口形状が接着受口となっている。JIS K 6777には、ソケット、径違いソケット、エルボ、チーズ等がある。
17. 空調ドレン用結露防止層付硬質塩化ビニル管・継手
ドレン配管で使用される結露防止層付塩ビ管は、管・継手とも発泡断熱層を一体化することで配管全体の結露を防止し、保温工事に関する部材調達、工程調整が不要。継手類は、ソケット、径違いソケット、エルボ、チーズ等がある。
<資材の特徴>
塩化ビニル管は耐食性に優れ、軽くて運搬取り扱いに便利、電気絶縁性が大きい、加工が容易などの特長を持つ。
その反面、HIパイプ以外は低温時の耐衝撃性強度が小さく、取り扱いに注意が必要であり、高温になると強度が低下するため、耐熱パイプを除き、使用限界は60℃(無圧・排水用途の場合)である。また、熱膨張係数が大きく、温度変化のある場所で使用する場合は、適切な伸縮対策が必要である。
塩ビ管はアセトン、シンナー、クレオソート、殺虫剤、白蟻駆除剤などの有機化合物に浸されるので、塗布したり、これらを含むものに接触すると変形したり、亀裂が入る可能性があるため、注意を要する。
<業界・団体>
塩化ビニル管・継手協会
硬質ポリ塩化ビニル管は、通称、塩ビ管として広く一般に知られており、主に配管材として幅広い分野で使用されている。塩ビ管は塩化ビニル樹脂(塩ビ樹脂)を主原料としており、その塩ビ樹脂の粗原料はエチレンと塩素で、エチレンはナフサを主原料に生産される。この塩ビ樹脂に各種の添加剤を調合し、押出成形加工を行うことで塩ビ管が製造される。
<資材の種類・規格>
原料や特性の違いによって、一般(VP)パイプ、耐衝撃性(HI)パイプ、耐熱性(HT)パイプなどの種類があり、管の肉厚によってVP管、VM管、VU管などに分けられる。
また、管端部の加工形状によって、加工のされていないプレーンエンド管、継手を使用しなくても接続できるよう管端部に受口加工が施されたゴム輪受口(RR)管、接着受口(TS)管などがある。
主な用途としては、建築設備用、水道用、下水道用、農業用水用などが挙げられる。
1.水道用ゴム輪形硬質ポリ塩化ビニル管
水道用ゴム輪形硬質ポリ塩化ビニル管は、厚肉である水道用VP管を原管とし、可とう性のあるゴム輪(RR)受口のついた管で、一般にRR片受直管と呼ばれる。水道用は、水圧の変動が大きいことに加えて採用口径の大径化に伴い、RR化が進んでいる。
水道用ゴム輪形硬質ポリ塩化ビニル管継手は、水道用ゴム輪形硬質ポリ塩化ビニル管を接続する継手であり、JWWA規格では、ベンド(曲管)、ソケット、片挿しソケット、受挿し径違いソケット、VCソケット等が付図として掲載されている。
2.水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管
水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管は、耐衝撃性があり、厚肉のHI管を原管とし、可とう性のあるゴム輪(RR)受口のついた管で、HIRR管と呼ばれる。
水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管継手は、水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管を接続する継手である。
3.農水用ゴム輪形硬質ポリ塩化ビニル管・継手
基本的には、水道用と同様、圧送管として使われるが、管内圧により、VU、VP、VHと管肉厚の異なる管が使われる。また、使われる口径の範囲も広く、口径350以上ではVM管といった製品も使われる。水道用と同じく受口付の管が多く用いられる。
4.FRP製異形管
FRP製異形管は主に農水用塩ビ管を接続する継手として使用する。材質は強化プラスチック製で、設計圧力により、VU仕様、VP仕様、VM仕様、VH仕様がある。受口形状はゴム輪受口であり、受口部に管の離脱を防止するためのリングを内蔵したタイプと内蔵していないタイプがある。
5.下水道用硬質塩化ビニル管および下水道用硬質塩化ビニル管継手
下水道用硬質塩化ビニル管は水道用と異なり、自然流下での配管となる。直管では、薄肉のVU管を原管としたJSWAS(日本下水道協会)規格のSRA(ゴム輪受口付)の流通が多い。JSWAS K-1で規定されているのは、直管では、プレーンエンド、ゴム輪受口(片受けおよび両受け)、接着受口であり、異形管では、曲管、自在曲管、支管、継手である。
6.下水道用リブ付硬質塩化ビニル管および下水道用リブ付硬質塩化ビニル管継手
塩ビ管管体部において、管周方向に同心円状のリブが設けてある管である。砕石基礎などにも対応可能であること、また、偏平剛性が高く荷重条件の厳しい場所にも使用できるなどの特長を持つ。
JSWAS K-13で規定されているのは、直管では、片受けおよび両受けであり、異形管では、マンホール継手、硬質塩化ビニル製小型マンホール、支管、枝付き管、変換継手、カラーである。
7.下水道推進工法用硬質塩化ビニル管
小口径管推進工法のうち低耐荷力方式に使用される。JSWAS K-6で規定されているのは、直管では、SUSカラー付直管、スパイラル継手付直管であり、異形管では、上流用マンホール継手、下流用マンホール継手、くら型マンホール継手、接着受口カラーである。
8.硬質ポリ塩化ビニル有孔管
余剰地下水を排水するために使用するもので、塩ビ管の管体部に一定のピッチで丸穴加工した管である。AS 13では、管の材質はVPまたはVMで、受け口(片受け)形状の管について規定されている。
9.下水道用リサイクル三層硬質塩化ビニル管(片受け直管)
塩ビ管の管体部が外層、中間層、内層の三層で構成され、そのうち中間層に使用済み塩ビ管を主体としたリサイクル材料を原料として成形された管である。下水道用取付け管、排水設備に使用する。
10.耐火塩化ビニル管・耐火塩化ビニル管継手
耐火塩化ビニル管は、内外面の硬質ポリ塩化ビニル層と、高温になると大きく膨張し断熱・耐火層を形成する中間層の三層構造の管。耐火塩化ビニル管継手は、延焼を遅らせる特殊な配合を施した継手。管と継手との組み合わせで、建築物の防火区画貫通部からの延焼を防止できる。また、特別な貫通処理を施すことなく、防火区画貫通が可能となる。耐火構造建築物の排水管・通気管に使用される。
11.硬質ポリ塩化ビニル管
・水道管(VP)(JISK6742)PE(プレーンエンド)
・一般管(VP)(JISK6741)PE(プレーンエンド)(TSスリーブ管)
・薄肉管(VU)(JISK6741)PE(プレーンエンド)(TSスリーブ管)
・水道用耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管(HI管)(JISK6742)
・耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(HT管)
・一般管(VM)PE(プレーンエンド)(TSスリーブ管)
JIS K 6742に規定される水道管(VP)および水道用耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管(HI管)は、水道用の圧送管として使用される。HI管は製造過程で改質剤を添加して、耐衝撃性を高めている。HT管は塩素の含有率を高め、耐熱性を向上させたもので、給湯、冷暖房用配管に使用される。
JIS K 6741に規定されている一般管(VP)および 薄肉管(VU)は無圧の一般流体輸送配管で使用される。水道管(VP)と一般管(VP)の違いは、用途、浸出性の試験項目の有無で、平均外径の許容差、厚さも若干異なっている。
12.リサイクル硬質ポリ塩化ビニル発泡三層管(RF-VP)
塩ビ管の管体部が外層、中間層、内層の三層で構成され、そのうち中間層に使用済み塩ビ管を主体としたリサイクル材料を原料として成形された管である。リサイクル硬質ポリ塩化ビニル発泡三層管(RF-VP)は、屋内で無圧の排水配管に使用され、リサイクル硬質ポリ塩化ビニル三層管(RS-VU)は、埋設部で無圧の一般流体輸送配管に使用される。
13.水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手(TS継手)(HI継手)(TS加工継手)
水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手(TS継手)(HI継手)は塩ビ管の継手で、射出成形により製造される。端部の受け口形状は接着受口であり、TS継手は材質がVP、HI継手は材質がHIである。JIS K 6743には、ソケット、径違いソケット、エルボ、チーズ等が規定されている。
水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手(TS加工継手)は塩ビ管の継手で、原管を加工して製造される。端部の受け口形状は接着受口である。JIS K 6743には、VCソケット、ベンド等が規定されている。
14.屋外排水設備用硬質塩化ビニル管継手(VU継手)
屋外排水設備で使用される塩ビ管用継手であり、端部の受け口形状が接着受口となっている。AS 38では、エルボ、大曲がりエルボ、Y、大曲がりY、ソケット、インクリーザー等が規定されている。
15.排水用硬質ポリ塩化ビニル管継手(DV継手)
無圧の一般流体輸送配管で使用される塩ビ管用継手であり、端部の受け口形状が接着受口となっている。JIS K 6739では、エルボ、大曲がりエルボ、Y、大曲がりY、ソケット、インクリーザー等が規定されている。
16.耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(HT継手)
給湯、冷暖房用配管で使用される耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(HT管)の継手であり、端部の受け口形状が接着受口となっている。JIS K 6777には、ソケット、径違いソケット、エルボ、チーズ等がある。
17. 空調ドレン用結露防止層付硬質塩化ビニル管・継手
ドレン配管で使用される結露防止層付塩ビ管は、管・継手とも発泡断熱層を一体化することで配管全体の結露を防止し、保温工事に関する部材調達、工程調整が不要。継手類は、ソケット、径違いソケット、エルボ、チーズ等がある。
<資材の特徴>
塩化ビニル管は耐食性に優れ、軽くて運搬取り扱いに便利、電気絶縁性が大きい、加工が容易などの特長を持つ。
その反面、HIパイプ以外は低温時の耐衝撃性強度が小さく、取り扱いに注意が必要であり、高温になると強度が低下するため、耐熱パイプを除き、使用限界は60℃(無圧・排水用途の場合)である。また、熱膨張係数が大きく、温度変化のある場所で使用する場合は、適切な伸縮対策が必要である。
塩ビ管はアセトン、シンナー、クレオソート、殺虫剤、白蟻駆除剤などの有機化合物に浸されるので、塗布したり、これらを含むものに接触すると変形したり、亀裂が入る可能性があるため、注意を要する。
<業界・団体>
塩化ビニル管・継手協会
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