電子カタログ
これまで困難とされていた既設構造物せん断補強を、容易かつ経済的に施工できる耐震補強工法である。
片面からしか施工できない条件でも、優れた施工性と力学的性能により、構造物の耐震性能を向上させる。
大型機械によらない削孔方法を使用しているため、アクセスが可能な箇所であれば施工できるため、制約が多い補強工事にも適用可能。
①既設鉄筋を切断しない
②削孔中に粉塵を発生させない
③狭い空間でも施工が可能
④削孔速度が速い
などのメリットがある。
主な補強目的 | レベル2地震時のせん断耐力向上 |
主な対象構造物と 部位 |
地震時の応答が周辺地盤の挙動に支配される地中構造物の壁、柱、底版、頂版およびこれらに付随する梁(はり) |
施工後の変形性能の 照査を行った上で 適用可能な 対象構造物と部位 |
・堰、水門などの底版部や立上りの壁部 ・背面が地盤である橋台 ・鋼板巻き立て・RC巻き立て工法等による耐震補強が困難な周辺環境・立地条件下にある橋脚 ・地下部から連続して立上っている地上部の構造物 ・地中構造物の変形性能の照査が必要とされた部材など |
適用できない 構造物と部位 |
地震時に大きな変形を許容する必要がある構造物・部位 |
施工中案件を含めて1,091件の工事に適用され、1,914,000本以上が施工されている。
対象施設 | 施工件数 | |
道路・地下街 | 地下道・道路橋他 | 74件 |
浄化センター(ポンプ場含) | 最終沈殿池、ポンプ室他 | 503件 |
鉄道 | 地下駅舎・トンネル部他 | 11件 |
浄水場 | 配水池他 | 185件 |
水門 | 津波対策用防潮水門他 | 216件 |
排水機場 | 排水機場他 | 59件 |
排水路 | 地下排水路他 | 32件 |
発電所・プラント | 貯水池・水路他 | 11件 |
※2023年4月1日現在
「機械式鉄筋定着加工費|後施工プレート定着型せん断補強鉄筋 ポストヘッドバー®(Post-Head-bar®)|ポストヘッドバー工法研究会」の資料請求はこちらから
最終更新日:2023-08-16