NETIS登録番号:(旧)KT-010053-V
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酒匂川左岸流域処理場ポンプ場梁補強CFアンカー取付け -
東京メトロ南千住駅舎梁補強仕上前
概要
本工法は、炭素繊維シートを用いて、既存建築物の独立柱、垂壁・腰壁付柱、袖壁付柱、耐震壁、スラブ付梁等の耐震部材を補強する工法である。
CFアンカー(炭素繊維ストランドを束ねたもので、この束ねたストランドの端部を扇状に広げて炭素繊維シートに接着する)を併用することにより、炭素繊維シート補強のメリットである施工性、安全性、静粛性はそのままに、壁付柱やスラブ付梁・耐震壁にも、独立柱と同様に高い補強効果が得られる。
本工法の「既存建築物の耐震改修設計施工指針」は、数多くの実験データに基づいて作成されており、(一財)日本建築防災協会の技術評価を更新取得(建防災発第18065号/2018年4月)している。
また、(一財)土木研究センターから炭素繊維シート端部の定着材料として「CFアンカー」の建設技術審査証明を更新取得(建技審証第0603号/2011年11月)しており、建築物だけでなく橋脚・橋梁、水処理施設等のコンクリート構造物の補強分野にも適用されている。
特長
・ 資材が軽量で大がかりな機材、および火気や溶接が不要で、かつ、騒音、振動が少なく鋼板補強やコンクリート巻き立てなどの工法に比べ短工期で施工が可能。
・ CFアンカーを用いるため、従来、補強が難しかった既存建築物の壁付柱や梁、壁の補強にも斫作業がない、また、アングルやあと施工アンカーなども必要とせず、すべて炭素繊維で補強可能なため、施工が容易。
・ 建物の耐震性能(耐力、変形性能)を向上させることができ、その評価方法及び耐火性能の評価方法が確立している。2柱式I型断面の橋脚ウエブ部補強、箱型桁橋梁の桁部補強等に採用されている。
使用材料/ SR-CF 工法研究会が規定する評価試験に合格した材料とする。
施工可能企業/施工品質確保の観点からSR-CF 工法研究会会員で繊維補修補強協会が付与する有資格者が在籍し、研究会が実施する設計施工講習会受講者の指導による施工に限定。
施工実績
施工地区/全国
実績件数/(官)1250件以上(2020年1月末現在)
(橋梁関係、上下水道処理施設、建築物)
(民)1170件以上(2020年1月末現在)
(建築物・土木構造物)
適用条件・範囲
[適用条件]
自然条件/ 気温が5℃以上、結露・漏水がないこと。
作業条件/ 作業スペースは補強したい部材周りに1m幅以上確保できること。
[適用範囲]
適用可能な範囲/補強対象となる建物は、建築年代や用途により鉄筋の種別(丸鋼、異形鉄筋)や構造形式(RC造、SRC造)などさまざま。SR-CF 工法では、各種構造に対応した補強設計が確立されている。また、補強する既存建築物部材のコンクリート強度は11.8N/㎟以上(設計式は9N/m?まで適用できることを実験により確認済)、橋梁などの土木構造物の場合のコンクリート強度は21N/㎟以上。

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