ボンドカーボピンネット®工法｜外壁改修工事｜コニシ株式会社

構成断面図イメージ

従来工法と本工法の施工イメージ比較
発生した不具合箇所のみに対応（事後保全）する従来工法とは異なり、
面全体を補修することにより将来的な劣化に対応（予防保全）。

概要

繊維ネットとカーボンファイバー含有ポリマーセメントで壁面を一体化し、さらにステンレスアンカーピンで躯体に強固に固定する工法。
新規仕上げとして各種塗装・塗材を施工するのに好適な下地を提供する。

特長

優れた剥落防止性能
（一財）ベターリビングにて実施した試験において、UR都市機構の定める品質判定基準を満たしていることが確認されている。
UR都市機構の定める品質判定基準試験結果
（（一財）ベターリビングでの試験）

試験番号	試験項目	試験結果	要求性能（※）	判定
1	コンクリート躯体に対するアンカーピンの引抜き試験	7,062N	1,470N以上	適合
2	複合補修層に対するアンカーピンの引抜き試験	4,289N	1,470N以上	適合
3	複合補修層の接着強度試験	タイル張り： 2.0N/ｍｍ2 仕上材なし： 2.6N/ｍｍ2	0.7N/ｍｍ2以上	適合
4	複合改修層の補強効果確認（面外曲げ）試験	変位30ｍｍまで破断なし	曲げ荷重が490N もしくは変位30ｍｍで破断しないこと	適合
5	温冷繰返しによる耐久性試験	タイル張り： 0.6N/ｍｍ2 仕上材なし： 1.5N/ｍｍ2	0.5N/ｍｍ2以上	適合

※保全工事共通仕様書機材及び工法の品質判定基準仕様登録集

高品質な施工
本工法の剥落防止性能は現場での施工技術に大きく左右されるため、品質の確保・徹底を目的として施工技術を習得した認定技術者による施工体制を構築している。
さまざまな保証を用意
剥落に対して最長10年間保証しているのに加え、第三者賠償責任保険も付いている。

石綿含有建築用仕上塗材への対応

本工法は、（一社）建築研究振興協会での調査・検証により、石綿含有建築用仕上塗材で施工された外壁に対して改修を実施するための施工標準が確立されている。

施工の際は、以下のフロー図のとおり付着力試験を実施した上で処理工法の選定を行う。また、作業者には「石綿作業主任者」の資格が必要となる。詳細は同社担当に問い合わせのこと。