電子カタログ
FRPと埋設型枠のKKフォームを使用した、ハイブリッドな新型橋梁排水桝。
コンクリート床版と排水桝の付着強度が増すことより、コンクリート床版からの漏水を防ぎ、コンクリート表面の美観の向上等を実現する。
1.FRP部材と床版コンクリートの付着が弱く、この間から漏水が発生する。
2.FRP排水桝の上面が壁となり床版上に滞水し、凍結融解を引き起こす。
3.壁高欄と排水桝の間の防水施工がしにくく、防水工の漏水の原因となりうる。
1.コンクリート床版との付着強度の増加による漏水防止
コンクリートとの付着に優れたKKフォーム(繊維補強モルタル)を使用し、これを床版内に埋設することにより裏面への漏水を防止する。
2.コンクリート表面の美観向上
1により漏水が防止されることで、コンクリート表面に漏水の水路が形成されないため、コンクリート表面の美観損傷の予防が可能となり、周辺環境への影響も抑制できる。
3.埋設構造による利点
排水桝全体をコンクリート床版内部に埋設する構造のため、以下の効果が期待される。
・床版表面へのFRP部分の露出による表面段差が生じなくなるため、床版表面の帯水発生の抑制が可能となり、床版表面部分の凍結融解の防止が期待される。
・床版表面へのFRP部分の露出がなくなることにより、線膨張係数、弾性係数の異なるコンクリートとFRPの接合で生じる引張力の影響を受けにくくなるため、コンクリートひび割れ発生防止により床版の強度低下の防止が期待できる。
リブ構造を有する埋設型枠(KKフォーム)は、壁高欄側の一辺が床版天端よりも上に飛び出している。これは物理的に壁高欄内部への水の浸透を防ぐ壁の役目を果たすのと、壁高欄と埋設型枠の界面を床版より上に上げることで防水施工を容易にさせる目的がある。
「橋梁付属施設設置工|SUPER排水桝|橋梁技建株式会社」の資料請求はこちらから