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待受式高エネルギー吸収型崩壊土砂防護柵工(支柱強化型) サスティナブルフェンス|防護柵設置工|東亜グラウト工業株式会社
NETIS登録番号:KT-220244-A
概要
- 斜⾯崩壊等による⼟砂災害の未然防⽌を図るための崩落⼟砂対策⼯。
- 崩壊⼟砂捕捉後の⼟砂搬出や破損した防護柵の再設置等では多くの労⼒が必要となる。
また、⾞両通⾏中の道路際に設置する場合、早期解放が求められる。
- 本⼯法はそれらの課題を解決するため中空鋼管の着脱式⼆重管構造を採⽤し、従来品に⽐べ施⼯性が向上している。
特長
- 実物大実験により確実な⼟砂捕捉性能と部材変形特性を確認し、得られた数値を基に設計を⾏っており安全性を担保できる。
- 従来は、削孔時の地山崩壊を防いで杭を建て込むため、仮設の孔壁保護管を⽤いらざるを得なかった。
本⼯法では、孔壁保護管を本体に組み込むことで、⼆重管杭として強度と施⼯性向上の両立を図る構造とした。
- 鋼管には、STK490材を⽤い、防護柵の杭として靭性を高めた構造としている。
- ⼆重管構造の杭は、着脱可能な構造とすることで、被災後上杭が塑性変形しても杭の切断や新たな杭を設置することなく、早期に杭の再設置が可能である。
- 杭背⾯に設置したロープは、端部支柱で折り返し、第2端末支柱に接続する構造のため、復旧時のロープ弛緩、Uブレーキの交換等メンテナンス性能に寄与できる。
- 着脱可能な杭構造は、杭の転⽤が可能であり、継続⼯事でも分割施⼯することなく設置できるため、従来技術のような杭の無駄が発生しない。
- 中空構造の杭は、軽量で運搬、建て込みに大きな機材を⽤いることなく施⼯可能であり、道路交通への影響を最小限にできる。
- 崩壊⼟砂の衝撃⼒は、最大150kN/㎡程度までの規模に対応できる(実物大実験より)。
- 落石の実証試験も⾏っており、300kJまでの運動エネルギーを吸収できる構造である(実物大実験より)。
構造
実物大実験
- 斜⾯上部から⼟砂を流下させ、⼟砂の捕捉性能を確認。
- 実物大実験の結果、衝撃⼒がF=220kN/㎡(水平成分:Fx=168.5kN/㎡)の流下⼟砂を捕捉。
- 実験後、支柱の引抜試験を実施し、⼟砂捕捉後においても支柱を引き抜くことができることを確認。
●実験概要
斜面条件 |
実験柵条件 |
斜面傾斜角: θ=40° |
柵延 長:L=5m×3スパン=15m |
斜面高:H=20m |
柵高:H= 4m |
斜面長:L=31.1m |
●土砂捕捉状況
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最終更新日:2024-08-19