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「無流水渓流対策工(杭基礎構造) サスティナブルバリア|防護柵設置工|東亜グラウト工業株式会社」のメーカーへの問い合わせはこちらから
渓流に設置する土石流および流木の捕捉を目的とした柔構造の土石流・流木捕捉工であり、土石流荷重作用時にリングネットとエネルギー吸収装置のブレーキリングが変形することで大きな衝撃エネルギーを吸収できる柔構造物工法である。
| 土砂流下条件 | 実験柵条件 | ||
| 斜面傾斜角 | θ=40° | 柵延長 | L=3@5m=15m |
| 斜面高 | H=20m | 柵 高 | H=4m |
| 斜面長 | L=31.1m | ||
| 新規性 | サスティナブルバリアは杭基礎構造であることからコンクリート工が不要であり、渓岸・河床の掘削量が減少する。また、着脱式二重管構造の鋼管杭を採用することで上杭のみの交換が可能となり、維持管理性に優れる。 |
|---|---|
| 品質性 | 実物大の土砂実験を実施し、流下土砂に対する防護柵の耐衝撃性能を確認している。また、水理模型実験を実施し、D95=30cm以上における土砂流の捕捉性能を確認している。 |
| 経済性 | 杭基礎構造であるためコンクリート工が不要であること、渓岸および河床の掘削量が減少することから、経済性が向上する。 |
| 施工性・工期短縮 | 杭基礎構造であることからコンクリート工が不要であるため、施工性が向上する。また、支柱(杭)が上杭と下杭で分割されているため、部材の軽量化が図れ、施工性を向上することができる。 |
| 耐久性・長寿命 | 上杭のみを交換できるため、予防保全により定期的な修繕を図ることで長寿命化が可能である。また、実物大実験により5回の衝撃に耐えた支柱構造を採用しているため、耐久性が期待できる。 |
| 維持管理 | 想定外の外力が作用したことで支柱が塑性変形し、交換が必要になった場合においても上杭のみを交換できるため、維持管理性に優れる。 |
| 景観・美観性 | 阻止面がネット構造であることから、背面が透けて見えるため、景観・美観性に優れる。 |
| 環境性 | 一本で自立できる杭基礎構造であり、渓岸および河床の掘削量を減少することができることから、周辺環境への影響を抑制できる。 |
| CO2削減量 | コンクリート工が不要であるため、CO2排出量を大幅に削減できる。 |
| 特許、審査証明など | 特許7555577 |
| 適用範囲 | 流路が不明瞭で常時流水がなく平常時の土砂移動が想定されない渓流、基準点上流の渓床勾配が10°程度以上で流域全体が土石流発生・流下区間である渓流「無流水渓流対策に係る技術的留意事項(試行案)」参照 |
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最終更新日:2025-05-20