Made in 新潟 登録番号:29D2004

施工事例

部材構成
概要
「エポックキャップ」はロックボルト頭部定着用部材である。
従来の保護キャップは基面から45~150mmほど突出しているが、本製品は突出高を29mm程度まで抑えた。
そのため落石・雪崩等による衝撃を回避でき、保護キャップの破損を抑制できる。
また比較的早期に植物に覆われ自然景観に近い状況となるため、景観性の向上にも寄与する。
施工手順

①グラウト注入後、ワッ
シャー付プレートで仮止
め。位置確認後グラウト
を硬化

②グラウト硬化後、
ワッシャー付プレートを取り外し、
練モルタルを充填する

③ワッシャー付プレートと
30度球面ナットを取り付ける

④球面ナットを取付、
所定の荷重で定着

⑤ワッシャー付プレート
の周囲を固練モルタルで
充填

⑥防錆材をワッシャー付
プレート内部に充填

⑦防錆材を保護キャッ
プ内部に充填

⑧専用レンチで保護キャップを
締付け空気穴から防錆油が
出ることを確認

⑨空気穴にステンレスボルトを
取付け、完了
特長
- 落石・倒木・雪崩などによる破損の低減
保護キャップが低床のため、落石・雪崩などによる衝撃を回避でき、保護キャップの破損を抑制できる。
- 積雪地方における道路除雪作業時の破損の低減
排雪板による破損を少なくできるため、補修工事などの維持管理費の低減につながり経済的である。
- ロックボルトの打設角度0~30°まで角度補正用台座が不要で、定着固定が可能
従来はロックボルトとの傾角が10°以上の場合は、その角度に応じて加工した特殊なテーパープレートを使用し、角度補正した上で頭部を定着していた。
本製品はテーパープレートなどを使用せずに容易に角度補正できるため、プレート材料費と施工経費を節減できる。
- 効果の高い適用範囲
法枠等の基面とロックボルトなどの打設角度が10~30°未満の現場。
落石・雪崩等の発生によりロックボルト頭部破損の恐れがある現場。
環境的に頭部の保護キャップ突出が望ましくない現場など。
従来製品による落石や除雪作業等での破損状況
部材構成概要図