製品情報
紙おむつ等に使用されている「高吸水性樹脂」を用いて、水に接触すると短時間に吸水膨張し「水のう」を形成するもので、開発は東京消防庁。ひとたび吸水した水は、多少の圧力を受けてもほとんど放出しないため、水圧を受ける状態でも堰としての機能を発揮する。吸水膨張後の形態が安定しており、隙間を作りにくく、水の侵入を防ぐ。一般水防用は比重調整剤により、比重が1以上のため吸水膨張後も水に沈み、外袋は滑り止め付きの不織布を使用しているため、形状が安定しており崩れにくい。
梅雨時や台風シーズンの集中豪雨時、雨水流入による浸水被害を最小限にとどめる上で、従来広く使われてきた土のう等は、設置場所で土砂の早期確保が困難である、重いため作業に時間がかかるなどのネックがあり、短期的集中豪雨の場合は迅速に設置できずに浸水を招いてしまう恐れがある。「ウォーターブロック」は、吸水する前は非常にコンパクトなので、従来の土のう等に比べ、狭いスペースで保管でき、緊急時に高齢者、女性、子供が容易に持ち運びできる。緊急時の屋内外の浸水対策をはじめ、雨漏り、給排水管の破損時、ドアや窓の隙間からの浸水など、日常的な場面でも効果を発揮する。一般水防用、屋内用G、屋内用R、ロングタイプがある。
最終更新日:2023-05-08
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