積算資料公表価格版
衛生陶器
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■積算資料関連頁 2025年2月号861,862,863頁
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衛生陶器とは
<資材の概要>
トイレ・洗面所・浴室などの衛生設備において使用される衛生器具のうち、用便・洗面・飲用などの用途に使用する器具並びに給水・排水を受ける器具などで水洗いできる構造の陶製のものを給排水設備用語で衛生陶器という。衛生陶器は平滑な表面を有し、清掃が容易で腐食や磨耗の心配が少ないため、大便器、小便器、洗面器、手洗器など水まわりを中心に多く使用されている。
<資材の種類・規格>
衛生陶器の種類は多岐にわたるが、その用途によって分類すると、1.大便器、2.小便器、3.洗面器、4.手洗器、5.掃除流しに大別することができる。
2022年のJIS改正に伴い、小便器の洗浄水量区分「Ⅰ形(4L以下)/Ⅱ形(2L以下)」が新設された。なお、大便器に関しては、グリーン購入法で特定調達品目の判断の基準などの対象になっている洗浄水量6.5L以下のものが節水形とされる。
<適用規格>
JIS A 5207:2022(衛生器具-便器・洗面器類)
<資材の特徴>
1.大便器
腰掛けて利用する洋風便器と腰を屈める和風便器(和式・日本式ともいう)があるが、ここではJISA5207(衛生陶器)の洋風便器を指す。和風便器は需要が減少し、参考JISへ移行されている。
大便器は、洗浄水の給水方式により、タンク式、洗浄弁式(フラッシュバルブ)、専用洗浄弁式(タンクレス)に分けられる。
また、洗浄水量によりⅠ形とⅡ形に分類される。洗浄水量8.5L以下で使用できる大便器をⅠ形大便器、タンク式で洗浄水量6.5L以下で使用できる大便器をⅡ形大便器という。
加えて、大便器の構造や寸法から洗出し便器、洗落とし便器、サイホン便器等、洗浄方式に応じて複数種に細分されている。
①洗出し便器
一時的に便ばちに汚物を溜めておき、洗浄時の水勢により排水路側に運び、流し出す方式。水たまり部が他の便器に比べてかなり浅いため、はねかえりがない反面、臭気を発散しやすいという難点がある。
②洗落とし便器
水の落差による流水作用で汚物を押し出す方式で、最も構造がシンプルで安価な便器である。水たまり面が狭いため、汚物が付着しやすく、洗浄時に多少水はねが発生することがある。また、便器座面のサイズが他の方式のものよりも小さく、多少窮屈に感じることもある。
③サイホン便器
洗浄時に排水トラップ部を満水にさせ、サイホン作用を起こすことによって汚物を排水路に流し出す方式である。水たまり面が洗落とし式より広く、汚物が付着しにくい。
高座面形大便器は、身障者用トイレが多機能トイレとして整備され様々な利用者が使用するようものであるが、利用者や用途を限定する表現から客観的な形状を示す名称へ変更となっている。基本的には、車いすの座面高さに腰掛け便器の高さを合わせている。
2.小便器
給水の形態によって洗浄弁式と専用洗浄弁式(自動洗浄)に分類され、さらに取り付けの形態によって床置形・壁掛形に分類される。なお、洗浄水量によりⅠ形(4L以下)とⅡ形(2L以下)に分けられる。
トラップ付が一般的となり、トラップとしての機能が同じトラップ内蔵とトラップ着脱を区分する必要が無くなったため、トラップ内蔵、トラップ着脱の区分が廃止となっている。
3.洗面器
洗面器は、一般用と身障者用に分類される。※平付と隅付の区分は廃止されている。
4.手洗器
手洗器は、大・小に分類される。※平付と隅付の区分は廃止されている。
5.掃除流し
掃除流しは、バックなしとバック付がある。
<業界・団体>
一般社団法人日本レストルーム工業会
トイレ・洗面所・浴室などの衛生設備において使用される衛生器具のうち、用便・洗面・飲用などの用途に使用する器具並びに給水・排水を受ける器具などで水洗いできる構造の陶製のものを給排水設備用語で衛生陶器という。衛生陶器は平滑な表面を有し、清掃が容易で腐食や磨耗の心配が少ないため、大便器、小便器、洗面器、手洗器など水まわりを中心に多く使用されている。
<資材の種類・規格>
衛生陶器の種類は多岐にわたるが、その用途によって分類すると、1.大便器、2.小便器、3.洗面器、4.手洗器、5.掃除流しに大別することができる。
2022年のJIS改正に伴い、小便器の洗浄水量区分「Ⅰ形(4L以下)/Ⅱ形(2L以下)」が新設された。なお、大便器に関しては、グリーン購入法で特定調達品目の判断の基準などの対象になっている洗浄水量6.5L以下のものが節水形とされる。
<適用規格>
JIS A 5207:2022(衛生器具-便器・洗面器類)
<資材の特徴>
1.大便器
腰掛けて利用する洋風便器と腰を屈める和風便器(和式・日本式ともいう)があるが、ここではJISA5207(衛生陶器)の洋風便器を指す。和風便器は需要が減少し、参考JISへ移行されている。
大便器は、洗浄水の給水方式により、タンク式、洗浄弁式(フラッシュバルブ)、専用洗浄弁式(タンクレス)に分けられる。
また、洗浄水量によりⅠ形とⅡ形に分類される。洗浄水量8.5L以下で使用できる大便器をⅠ形大便器、タンク式で洗浄水量6.5L以下で使用できる大便器をⅡ形大便器という。
加えて、大便器の構造や寸法から洗出し便器、洗落とし便器、サイホン便器等、洗浄方式に応じて複数種に細分されている。
①洗出し便器
一時的に便ばちに汚物を溜めておき、洗浄時の水勢により排水路側に運び、流し出す方式。水たまり部が他の便器に比べてかなり浅いため、はねかえりがない反面、臭気を発散しやすいという難点がある。
②洗落とし便器
水の落差による流水作用で汚物を押し出す方式で、最も構造がシンプルで安価な便器である。水たまり面が狭いため、汚物が付着しやすく、洗浄時に多少水はねが発生することがある。また、便器座面のサイズが他の方式のものよりも小さく、多少窮屈に感じることもある。
③サイホン便器
洗浄時に排水トラップ部を満水にさせ、サイホン作用を起こすことによって汚物を排水路に流し出す方式である。水たまり面が洗落とし式より広く、汚物が付着しにくい。
高座面形大便器は、身障者用トイレが多機能トイレとして整備され様々な利用者が使用するようものであるが、利用者や用途を限定する表現から客観的な形状を示す名称へ変更となっている。基本的には、車いすの座面高さに腰掛け便器の高さを合わせている。
2.小便器
給水の形態によって洗浄弁式と専用洗浄弁式(自動洗浄)に分類され、さらに取り付けの形態によって床置形・壁掛形に分類される。なお、洗浄水量によりⅠ形(4L以下)とⅡ形(2L以下)に分けられる。
トラップ付が一般的となり、トラップとしての機能が同じトラップ内蔵とトラップ着脱を区分する必要が無くなったため、トラップ内蔵、トラップ着脱の区分が廃止となっている。
3.洗面器
洗面器は、一般用と身障者用に分類される。※平付と隅付の区分は廃止されている。
4.手洗器
手洗器は、大・小に分類される。※平付と隅付の区分は廃止されている。
5.掃除流し
掃除流しは、バックなしとバック付がある。
<業界・団体>
一般社団法人日本レストルーム工業会
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