従来、田畑・水田などにおける土木工事では、山砂・砕石・枕木等と鉄板を組み合わせて仮設道路を構築していた。しかしこうした従来工法では、工期が長くなるにつれて盛り土に使用した砕石などの撤去後の原状復帰(耕作地への復帰)や、廃材の廃棄処理、降雨や風による山砂流出等が課題だった。
本工法は再生プラスチックブロック「プラロード」を路盤材として用い、上部に鉄板を敷設した仮設道路工法で、工期の大幅短縮・CO2排出量の大幅削減・リサイクル性の向上を実現した。
1.高い経済性
法面部分の土木安定シートの使用量が減り経済性が向上。
2.大幅な工期短縮
50㎡/人・日の迅速な敷設・撤去作業を実現したことに加え、山砂の締め固め作業が不要なので、工事期間は従来工法と比較して約60%の短縮が可能。
3.品質の向上
みかけ密度が小さくなり、自重による地盤の圧密沈下が起こりにくいため仮設道路の品質が向上。
4.高い安全性
許容応力90kN/㎡の高い強度を有するため重機の安全な走行が可能。また敷設・撤去作業において重機との並行作業がなくなるため、施工時の安全性も向上している。
5.環境負荷の低減
プラロードは軽量化・減容化が図られているため、輸送車両台数が減少しCO2排出量が削減されるほか、供用中の降雨や風による山砂の周辺への流出がなくなり、周辺環境へ与える影響が低減される。またプラロードは再生材料を80%以上使用しているとともに使用後のリユース、再資源化が可能となり、リサイクル性の向上につながる。
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