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本技術は、急傾斜地(35°~50°)への重量物搬入を可能にした超大型モノレールによる運搬システムである。
施工エリアまで45°傾斜で直接登坂できるので、最短ルートで設置が可能。
また架設に伴う地形改変や伐採がほぼ不要なため、自然環境を維持するほか占有(借地)面積を最小限に抑えられる。
さらに、風や雨、霧などの悪天候でも安全に安定して使用できるというメリットがある。
ケーブルクレーンやヘリコプター、工事用仮設道路と比べ、現場条件によってはコスト低減・工期短縮が期待できる。
1.最大積載4t・登坂角45°・分速40mでの走行が可能で、業界トップクラスの積載能力とサイクルタイムを実現。
2.4種類の特別仕様台車が用意されており、重機・土砂など運搬物に応じて最適な荷台での運搬が可能。安全性と運搬・施工効率を向上できる。
3.設置は直径約3cmの支柱を地山に打ち込み固定。簡易で早く設置でき、人工法面にも設置することができる。
4種類の特別仕様台車
1.橋梁下部工事・橋脚耐震補強工事
山岳地帯での橋梁下部工事など、自動車搬入路から少し離れた法面上の施工場所に、工事用の重機(3~4t程度)や資材、また法面切土や深礎工に伴う土砂排出(数千㎥程度)などの仮設運搬手段として、超大型モノレールが採用されている(上左写真参照)。
フラットデッキダンプ台車で足場材や0.1m³クラスのバックホウを運搬し、土砂を三転ダンプ台車で排出するなど、工程ごとに最適な台車を使用することができる。
2.地すべり対策、砂防えんてい工事
地すべり対策、砂防堰堤、雪崩防護柵設置工事では3~4t程度のアンカーやダウンザホールハンマ用の掘削機、バックホウや移動式クローラークレーンがよく使われており、これらの重機類や資機材を超大型モノレールで運搬している(上右写真参照)。例えば、法面防災予防のため既設法枠にアンカーを増し打ちする場合、既設法枠にも簡単に設置して資機材を運搬でき、工期短縮に貢献する。
・国土交通省46件 ・地方自治体100件 ・民間93件
(2023年9月末時点)
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最終更新日:2023-11-21