概 要
本技術は、コンパクトな定着体を用いた機械式鉄筋定着工法で、従来は半円形フックなどの定着方法で施工されていたが、近年鉄筋が集中して高密度配筋となりコンクリートが充填しにくくなった。Tヘッド工法は、そうした問題を解消し、構造物の鉄筋組立の施工性及びコンクリートの充填性の向上が期待できる。
基本仕様
特 長
1 .配筋の施工性・コンクリートの充填性・耐震性向上
2 .配筋作業の迅速化(工期短縮)・低価格化
3 .熱間加圧成形による一体成形品
4 .竹節・ネジ形状を選ばない
5 .優れた疲労性能と低温引張性能
使用用途
TH25の場合:横方向鉄筋、軸方向鉄筋、疲労を受ける部材
THLの場合 :横方向鉄筋、塑性化を考慮する部材
施工工程
Tヘッド工法鉄筋による現場での鉄筋組立ステップの例として、「先組み鉄筋の建込み」をして、「せん断補強筋の挿入」をするのみである。Tヘッド工法鉄筋拡径部を被拘束鉄筋に引掛けて結束するだけで、熟練度を必要としない。
適用対象および施工実績
適用対象は、適用効果の高いBOX カルバードのせん断補強筋を始めとした、建築物の柱・梁・スラブ・壁、地上及び地下タンク、トンネル、鉄塔基礎などであり、採用件数は1110件に及ぶ。また、標準フックをTヘッド工法鉄筋に置き換えるだけなので設計変更・設計の見直しは不要である。

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第一高周波工業株式会社
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