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コンクリート中の塩化物イオン(Cl□)量の試験方法として、JIS A 1154が規格化されているが、この試験方法は試験室での計測が前提となり、所定の試料調整および測定装置を必要とするため時間と手間を要する。近年では、簡易な測定方法として、ポータブル電量滴定法やポータブル蛍光X線分析法を用いた測定方法が多くなってきているが、現地で誰でも簡易に測定できる調査手法は確立されていないのが現状である。そこで、電位と塩化物イオン濃度の相関からCl-量を測定する技術を開発した。電気化学的アプローチにより銀塩化銀電極を用いてCl□量を測定する技術である。
最終更新日:2023-11-17