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東京地区 市況(現況と見通し)

経済調査会2025年8月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。

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CVケーブル/銅価上昇も横ばい

現況:荷動き低調で売り圧力に欠ける展開
 日本電線工業会の電線受注出荷速報によると建設・電販向けの4~6月期の出荷実績は約6万7334tと前年同期比約7.4%の減少。足元では都内再開発等の大型案件は堅調に推移しているが、一部では施工現場の人手不足と時間外労働の上限規制等に起因する工期遅延により、電線の納期遅れが発生。中小物件は回復をみせているものの、総じて荷動きは精彩を欠いている。
 一方、国内電気銅建値の7月平均はt当たり148万円台と前月比約2万円の上伸。7月下旬から8月初旬にかけて国内電気銅建値は海外相場の影響を受け軟調に推移したものの、依然として高値圏を維持。こうした中、販売側は6月より実施された製造コストの上昇を背景としたメーカー値上げを販価に転嫁すべく交渉に臨んだ。しかし、さえない荷動きに苦慮する販売側は売り圧力に欠け、価格は、CVケーブル600V3心38mm2でm当たり2168円と前月比横ばいとなった。
展望:先行き、横ばい
 秋口に向けて需要面では明るい兆しがみえつつあるものの、本格的な回復は2026年度以降との声が多い。販売側は、引き続き値上げの未転嫁分を確保すべく販価引き上げの意向だが、需要者側は当用買いの姿勢を維持。しばらくは模様眺めの展開が続く見通し。先行き、横ばい。
【銅電線(建設・電販向け)の出荷量】(単位:t)

年月 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度(4~6月)
出荷量 298110 297366 302943 283101 67334
対前年度比増減 -0.4% -0.2% 1.9% -6.5% -7.4%

資料出所:一般社団法人日本電線工業会

CVケーブル/価格推移

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