東京地区 市況(現況と見通し)
経済調査会2025年5月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。
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CVケーブル/銅価反騰を受け市況上伸
日本電線工業会の電線受注出荷速報によると、建設・電販向けの3月推定出荷量は約2万1800tと前年同月比約16.7%の減少。足元では、首都圏再開発事業向けは堅調だが、慢性的な人手不足による工期見直しや遅延の影響により、総じて低調な荷動きが続いている。
一方、5月初旬の国内電気銅建値は、大幅下落した先月初旬以降じり高で推移し、t当たり142万円と前月初旬比6万円の上昇。足元の荷動きはさえないものの、販売側が銅価の上昇を価格に転嫁すべく売り腰を強めた結果、今後のさらなる銅価上昇を懸念した需要者側に値上げを受け入れる動きが広がった。
価格は、CVケーブル600V3心38mm2でm当たり2086円と前月比4.1%の上伸。
国際情勢に左右され、銅価が不安定な動きを続ける中、今後も販売側、需要者側ともに銅価をにらみながらの価格交渉が続く見込み。目先、横ばい。
CVケーブル/価格推移

主要資材の市況 【地区別】
