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ホーム > 話題の新製品 > 住宅建材 > アップサイクル型粘土瓦(いぶし瓦)の発売

株式会社鶴弥(所在地:愛知県半田市、代表取締役社長:鶴見 哲)は主力製品である「スーパートライ110スマート」においてアップサイクル型製品の企画・販売を開始した。
 

鶴弥

■開発に至った背景
同社の主要な生産設備である焼成窯(トンネルキルン)では、24時間の連続稼働を実施しているが、一年に数回メンテナンス等で一時的に焼成を止める必要がある。
このメンテナンス後に焼成窯を再び必要な焼成温度(最高1,130度)まで昇温、焼成窯内部の温度分布等を安定させるため、テスト製品を工程内で流している。
しかし、このテスト製品は焼成温度等の必要条件を満たせていないことから、実際の製品とすることはできず、製品ロスが発生していた。
このような背景の下、同社では製造していない「いぶし瓦」の製造企業である創嘉瓦工業株式会社(愛知県高浜市)の協力のもと、当該製品ロスを新たな製品としてアップサイクルすることに成功したもの。
 
■期待される効果
従来は、粉砕工程を経ることで原材料に再利用されていた年間54トンの粘土瓦製品ロス(天然資源由来)がアップサイクル型粘土瓦として販売できると試算している。
なお、この活動の実施と、従来から行っている粘土瓦製品ロスの粉砕物(シャモット)の原材料への再利用とを合わせ、発生した粘土瓦製品ロスの再利用割合は100%を超えている。
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社鶴弥
https://www.try110.com/

最終更新日:2023-11-02

 

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