人体にも環境にも無害な特殊アイスシャーベット

左:洗浄前 右:洗浄後
濃縮汚泥配管の洗浄例
概要
「特殊アイスシャーベット」を管路内に注入・加圧し、管路の水流と水圧で押し流して洗浄する。
「アイスピグ」は管内全体を覆うと、汚れや夾雑物を包みこんだまま移動し管外に排出する。
氷(固形物)の割合が高く洗浄力があるが内面を傷つけることはなく、詰まりのリスクもない。
曲折部や伏越部、口径の変化などがある管や、1kmを超える長距離管であっても、短時間で効果的な洗浄が可能となる。
アイスピグ洗浄工法の特長「5つのS」
- Sustainable
・管を破棄せず蘇らせる。
・老朽化が進む管の流量を回復し、耐用年数を延ばす。
- Safe
・環境にやさしい水(H2O)と塩(NaCl)のみから成る特製アイシャーベット(SIS)を使用。
・洗浄によるリスク(詰まり・破損)が少なく、経年劣化で傷みやすい管路にも安全。
- Speedy
・短い作業時間。洗浄後のフラッシングを含め、施設停止時間は3時間程度。
・1回で1kmを超える距離の洗浄が可能。
- Sure
・指でこすり取れる汚れまでしっかり除去。
・管径の変化や曲がりに追従して隅々まで洗浄。
- Save money
・短時間で長距離の洗浄ができるため、他の洗浄工法より安価。
・洗浄による延命化により、管路更新費用を削減。
適用条件
- 圧送管であれば材質は問わない。
- 口径は50㎜以上、500㎜以下であること。
(500㎜を超える場合は要検討。)
- 管路に特殊アイスシャーベットを注入、排出するための空気弁や消火栓などの設備があること。
- 特殊アイスシャーベットの輸送時間および注入時間の合計が、原則4時間以内であること。
アイスピグの管内洗浄のイメージ

①注入されたアイスピグが夾雑物に到達

② アイスピグが夾雑物を包み込む

③アイスピグの移動により夾雑物を除去