NETIS登録番号:SK-200008-A
システム概要
概要
ダブルブラストとは、「ウェットブラスト(水)」と「ドライブラスト(研削材)」を組み合わせた、鋼構造物における旧塗膜に含有した有害物質を湿潤状態の中で完全に除去した後、素地調整程度1種相当を形成する工法である。
鋼構造物塗装業界では現在、既存塗膜に含まれる有害物質の除去が課題となっており、さまざまな施工方法が開発されているが、本工法はそれらの課題をクリアする、適切な施工方法である。
特長
- 特許取得済み
本工法は以下を取得。
・特許:第6681506号 ・商標登録:第6381908号
・NETIS登録番号:SK-200008-A
- 完全法令遵守
令和2年度の厚生労働省からの通達を遵守。
その他、鉛則・鋼道路橋防食便覧など関係法令全ての規格に適合。
- 湿潤状態で有害物を完全に除去
1回目のブラストは湿潤した状態で有害物を含む塗膜を除去するため、作業員の健康障害を防止、環境にも悪影響を与えない。
施工には毒性の高い薬剤は使用しないため、河川や港湾への漏洩流出事故のリスクもない。
また、アンカーパターンの中まで完全に除去することも可能。
- 最大2回のブラストで素地調整程度1種相当を形成
2回目のブラストは従来通りの1種ケレン、ドライブラストを行う。ドライブラストは鋼道路橋防食便覧に基づき定められている従来の施工方法のため、過去に多数の施工実績があり、塗料の密着性や耐候性も確保されている。
- 工期の確実性
有害物質の除去工程は、ウェットブラスト1回で完了。気温・天候の影響を受けず年間を通じて工期が確実で安定。
- 高い作業効率
作業は機械化で、1日当たりの施工量は約40㎡、1台のウェットブラスト機を使用するのに必要な作業員は2名。
この作業効率はほぼ手作業で行う剥離材工法と比べ4倍に相当。
- 安定した高品質
塗膜を完全に除去した後、最高等級の素地調整程度1種相当を形成。鋼道路橋防食便覧の品質規格を満足し、防錆剤や添加物等を使用しないため塗料の密着力低下による層間剥離などの塗装不良の懸念もない。
- 低価格を実現
作業効率が良く、工程が安定しているため、従来型に比べ高品質かつ低価格に実施可能。
使用事例
実績(抜粋)
発注元 |
工事名 |
橋梁名 |
数量 |
施工 |
国土交通省四国地方 整備局 |
令和2年度西条管轄内横断歩道橋塗装第2工事 |
川滝横断歩道橋 |
570㎡ |
令和3年 |
令和2年度松一管内橋梁塗装工事 |
父二峰橋 |
1,200㎡ |
令和3年 |
令和3- 4年度仁淀川橋塗装工事 |
仁淀川橋 |
3,100㎡ |
令和5年 |
愛媛県各地方局 |
道長第1号の1橋りょう補修工事 |
瀬井野橋 |
3,880㎡ |
令和4年 |
道長第9号の3橋りょう補修工事 |
出合橋 |
1,150㎡ |
令和4年 |