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「ネイチャーネット工法」は、高強力・高靭性のネットと高強力・高伸度のロープを組み合わせた、柔軟性のある「高エネルギー吸収型落石防護柵」である。
平成29年12月に改訂された、落石対策便覧((公社)日本道路協会)に記載される「実験による性能検証法」に準拠し、落石捕捉性能を確認している。
衝撃エネルギー吸収のメカニズムは、落石衝突時に、ネイチャーネット・支柱・控えなどそれぞれの部材が衝撃に抵抗しながら変形し、落石のエネルギーを吸収する。
受撃部に使用されるネイチャーネットは、伸縮性が高く衝撃吸収性のあるポリエステル製のラッシェル編み構造および極太網地に形成した衝撃分散力を持つネットである。
構造の約8割を軽量な繊維および樹脂部材を使用することによる優れた施工性と高い耐久性(耐候性・耐薬品性・耐衝撃性)により幅広い範囲で使用することが可能である。
用途としては、本設・仮設を問わず、道路防災・工事用安全対策・公衆災害防止・緊急対策などが挙げられる。
ネイチャーネットと衝撃緩和ネットを併用することで最大150kJまで対応することが可能であり、エネルギーの大きさに応じて3タイプ(50~150kJ)から規格を選定する。
ネイチャーネットの適用範囲を下表に示す。
品番 | NE-50N | NE-50N-GP | ||
可能吸収エネルギー | 50kJ | 100kJ | 150kJ | |
柵高 | 2.5m | ○ | ○ | - |
3.0m | ○ | ○ | ||
衝撃緩和ネット | - | ○ |
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最終更新日:2024-05-17