オープンロックネット(ORN工法)
フリーネット(FN工法)
オープンロックネット(ORN工法)
NETIS登録番号:SK-210004-A
オープンロックネット(ORN工法)は、ワイヤロープと金網が一体となって落石を受け止め、ネット部全体で落石エネルギーを吸収。
より安全で高い強度、施工性を確保した新しい落石防護網工である。
また、支柱には補強材を設けたことで、落石が衝突した場合でも損傷を軽減し、本来の機能を発揮し続けることができる。
特長
- 最大200kJの落石エネルギーを吸収
金網とロープが一体となり弾性機能を高め、落石エネルギー最大200kJを吸収することができる。
また補強ロープを増設することにより、繰り返し落石を受け止めることができる。
性能検証実験では260kJを受け持つことを確認
- 支柱間隔を最大15m設置可能
支柱間隔3mの従来型とは異なり、支柱間隔を最大15mまで可能。
特に凹凸のある立地では、安定した箇所に支柱を設置でき、落石直撃を避けられる。
また、吊りロープ間隔は最大6mまで拡張でき、谷部への施工を避けるなど自由度が高い。
- 架設面積縮小によるコストダウン
従来型の場合、凹凸の激しい斜面形状では斜面上部までネット高を上げることなどがコストアップの要因だった。
オープンロックネット(ORN工法)は、支柱高の自由度や支柱間隔の拡張により、斜面形状に左右されにくいため金網架設面積の縮小、コストダウンが期待できる。
- 支柱損傷を軽減
落石の直撃により支柱が損傷するリスクがあるが、補強材を設けたことで落石を受け流し、支柱の損傷リスクを低減する。
- 労務の軽減と安全性を確保
支柱やアンカー本数が減り、労務の軽減と経済性の向上を実現。
また、支柱の両側には昇降用タラップボルトを取り付けることにより、作業員の安全性も向上した。
フリーネット(FN工法)
NETIS登録番号:SK-190004-A
- 周囲縁端部への接続が容易
ネット架設面積の周囲縁端部に連結板と連結ロープを設けることにより、容易に接続、追加施工できる。
また、使用材料および使用機械は軽量のため施工が容易。
- 他工法との組み合わせが容易
アンカー間隔が2m(標準)と同間隔のため密着式フリーネットや斜面崩壊予防工との組み合わせが容易。
- コストダウン
ネット架設面積の周囲縁端部に連結板と連結ロープを設けることにより、架設面積外の張り出しロープおよびアンカーをなくすことができるためコストダウンを実現。
用地面積も縮小できる。