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電気自動車への非接触給電施設向け低炭素型複数微細ひび割れ型繊維補強セメント複合材料 ユニバーサルクリート®GX|特殊セメント|株式会社大林組

ユニバーサルクリートGX
ユニバーサルクリートGX
(コイル周囲への打設状況)
適用例:電気自動車への非接触給電設備における
適用例:電気自動車への非接触給電設備における
送電コイルのカバー

 

ユニバーサルクリート®GX

ユニバーサルクリートGXは、複数微細ひび割れ型繊維補強セメント複合材料(HPFRCC;High Performance Fiber Reinforced Cement Composite)に分類され、大林組と太平洋マテリアルが共同開発したセメントプレミックス粉体(太平洋F3X-GX)とポリプロピレン繊維(バルリンク)を練り混ぜて製造する。
この繊維が引張に抵抗し、優れた変形性能を発揮する。
 
従来のユニバーサルクリートと同等の力学的性能を確保しつつ、セメントプレミックス粉体の一部を高炉スラグなどに置換することで、CO₂排出量を大幅に低減した低炭素型となっており、GX(GreenTransformation)に貢献する。
 

特長
  1. 高い変形性能
    ・混入されたポリプロピレン繊維が引張に抵抗する。
    ・ひび割れが分散するため、ひび割れ幅を抑える。
  2. 非磁性
    磁界が発生する部材へ適用しても発熱が生じない。
  3. 製造時のCO₂排出量を低減
    セメントの使用量を低減することにより、材料製造時の
    CO₂排出量を従来品と比べて50%以上削減する。
  4. ひび割れの分散状況
    ひび割れの分散状況
    製造時のCO₂排出量比較
    製造時のCO₂排出量比較

 

適用実績

大阪・関西万博に使用するEVバスの走行中ワイヤレス給電の道路設備へ適用され※、従来のユニバーサルクリートと比較して、製造時のCO₂排出量を50%以上削減した。
 
 

バルリンク

バルリンクは、従来のユニバーサルクリートにおいて引張補強材の混和材として使用していた。
 
バルリンクはポリプロピレン繊維であり、金属と異なり非磁性のため、磁界結合方式の給電施設近傍を配置しても発熱せず、給電効率を阻害しない材料である。
 

特長

●良好な繊維分散性、高耐アルカリ性、付着力の改良

  • 繊維長12㎜のバルリンクは、単糸が平行に連結した連糸状をなし、攪拌により繊維の玉や塊を生じることなく単糸に分離するため、繊維の分散性が良好である。
  • 連糸状ならびに繊維分散性により、約3vol%と大量に繊維を混入できる。
  • 化学的に安定し、耐薬品性に優れたポリプロピレン繊維であるため、アルカリ環境下における耐久性に優れる。
  • 繊維表面処理技術により、既存のPP 繊維と比較してセメントマトリックスとの付着力を高めている。
バルリンク外観
バルリンク外観
バルリンクの断面(連糸状)
バルリンクの断面(連糸状)

バルリンク:商標登録会社は共同研究者の萩原工業株式会社
(本社:岡山県倉敷市)
※大阪・関西万博における送電コイル埋設工事は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成事業を活用している。

 

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HP https://www.obayashi.co.jp/

最終更新日:2025-07-17

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