「ハイウェイテクノフェア2025」の開催報告 ─高速道路を支える最先端技術─
はじめに
(公財)高速道路調査会は、10月16日、17日の両日、東京国際展示場(東京ビッグサイト)東7・8ホールで『ハイウェイテクノフェア2025~高速道路を支える最先端技術~』を東日本高速道路(株)、中日本高速道路(株)、西日本高速道路(株)との共催、国土交通省、(公社)土木学会、(公社)地盤工学会、(公社)プレストレストコンクリート工学会、(公社)日本コンクリート工学会の後援により開催した。
ハイウェイテクノフェアは、公益活動の一環として開催している展示会で、広く社会の皆さまに高速道路事業や高速道路を支える最先端技術を紹介し、理解を深めていただくとともに、技術開発に携わる企業等の皆さまには情報交換の機会、あるいは開発技術等に関する広報の機会を提供することで、技術の普及促進を図ることを目的に開催している。
平成16年度に開催以来、今回で累計21回目の開催となったほか、今回も、令和3年度から始まった「リアル展」と「オンライン展」のハイブリッド開催となった。
今開催も、高速道路会社6社のほか、高速道路に関連する多くの企業や大学から過去最大「342者」の出展があり、数多くの新技術・新工法、資機材、現場の支援システムなどが会場を盛り上げた。
2日間の「リアル展」期間中は、高速道路会社をはじめ、官公庁、企業や一般の方々など多方面から、20,692名の方々が来場し、さらに、「オンライン展」も12,500名を超える閲覧があった。
なお、「リアル展」では、昨年度に引き続きバーコードによる入場者管理を行い、来場者人数の正確な把握に努めた。
1. 開催プログラム
(1)展示会(入場無料)
【リアル展】
日時:2025年10月16日(木)~10月17日(金)
10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト 東7・8ホール
【オンライン展】
日時:2025年10月9日(木)~ 11月6日(木)
(2)講演会(入場無料)
日時:2025年10月17日(金)
13:30~15:00
会場:東京ビッグサイト レセプションホールA
演題:「高速道路から始まった土木のデザイン―そのあゆみと現代的意義―」
講師:早稲田大学 創造理工学部 社会環境工学科 教授/(土木学会 第112代会長)佐々木 葉 氏
2. オープニングセレモニー(写真-1)
開催初日には、10時のオープンに先立ち、東7・8展示ホール前でオープニングセレモニーを開催した。
まず主催者を代表して当法人理事長 長尾 哲より開会のあいさつを行い、続いて共催者を代表して中日本高速道路(株)縄田正代表取締役社長、来賓の(独)日本高速道路保有・債務返済機構 高松勝理事長からご挨拶をいただいた。
その後、出展企業代表者の(株)ガイアート 石塚周平 代表取締役執行役員社長、共催者の東日本高速道路(株) 由木文彦代表取締役社長、西日本高速道路(株) 芝村善治代表取締役社長を含めた6名によるテープカットを執り行い、『ハイウェイテクノフェア2025』は開幕した。
3. 展示会の開催状況
(1)「リアル展」について(写真-2)
今回の「リアル展」は、東7・8ホール会場の展示ホールにおいて、342者(内訳:高速道路会社・グループ会社等52者、賛助会員出展者95者、一般出展者191者、大学4者)からの出展があった(表-1)。
出展品については、現場に密着したニーズから生まれた技術、老朽化する道路構造物を診断する装置や補修技術、安全対策資材、環境技術、自動運転技術など、各出展者の日頃の研究開発成果や創意工夫を凝らした技術等が多数並んだ。
また、実際に見たり触れたりできる「体験・デモンストレーション」の展示も数多く行われた。
今回の展示会も、各高速道路会社はグループ会社を含めて会場内に分散配置したほか、他の出展者は、A:土工・橋梁・トンネル・舗装等、B:調査・点検・診断・モニタリングシステム・ICT、C:施設関係(照明・通信・電機・機械・環境技術等)、D:安全施設・標識・規制機材等、の大きく4つに区分して、ホール内に色分けしたカーペットを敷設、バルーンを設置(写真-2)するなど、来場者の方々が回りやすいようレイアウトを工夫した。
展示場には、大型車両等の展示スペースを設けたほか、より多くの企業等に出展いただけるようパネル展示コーナーも設けた。
各ブースとも個性的で工夫が凝らされた展示であり、来場者の満足度も高く、2日間にわたり会場内が大いににぎわった。
なお、この展示会および後述の講演会は、継続学習制度プログラムとして、(公社)土木学会のCPD、(一社)交通工学研究会のTOP/TOE(CPD)、(一社)全国土木施工管理技士会連合会のCPDS、(一社)建設コンサルタンツ協会のCPD認定を受けている。
(2)「オンライン展」について(図-1)
「リアル展」と合わせて実施した「オンライン展」は、「リアル展」の1週間前の2025年10月9日から開催し、「リアル展」開催の事前・事後も出展製品・技術等の閲覧を可能とした。
また、遠方のため東京ビッグサイトに足を運べなかった方々にもハイウェイテクノフェア2025の雰囲気を味わっていただきたいとして、「オンライン展」は昨年に引き続き、操作感を重視した平面的なサイト構成で、大きく区分したアイコンをTOPページに配置した。
また、新技術や新製品などがキーワード検索できる機能を設け、より素早く、閲覧したい新技術・新製品にたどり着ける内容とした。
4. 講演会(写真-3、4)
ハイウェイテクノフェア2025「リアル展」2日目の10月17日午後に開催された講演会では、早稲田大学 創造理工学部 社会環境工学科 教授(土木学会 第112代会長)佐々木 葉 氏による「高速道路から始まった土木のデザイン―そのあゆみと現代的意義―」と題して、約1時間半にわたり、ご講演をいただいた。
講演会には、433名の聴講者が参加した。
「オンライン展」同様に、リアル聴講ができなかった方々へ向けては、当法人HPハイウェイテクノフェア特設サイトより、オンデマンド配信によるアーカイブを視聴いただいた。
おわりに
『ハイウェイテクノフェア2025』は、リアル展会場へ多くの方に来場いただき、共催者をはじめ多くの方々からご指導・ご協力を賜り、盛況のうちに終了することができた。
これらのご指導・ご協力に対し心から感謝するとともに、出展企業の皆さまと関係各位ならびに講演会の講師を快く引き受けていただいた佐々木教授に改めて厚くお礼を申し上げる。
最後に、このハイウェイテクノフェアが今後も高速道路事業の発展に大きく貢献することを祈念して、『ハイウェイテクノフェア2025』の開催報告とする。
なお、次回の『ハイウェイテクノフェア2026』は、2026年11月26日、27日に「会場:東京ビッグサイト 西1・2ホール」にて開催を予定している。
次回もたくさんの新技術や新製品の出展そして皆さまにお会いできることを心待ちにしている。
【出典】
積算資料公表価格版2026年4月号

最終更新日:2026-03-19







