東京地区 市況(現況と見通し)
経済調査会2025年4月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。
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異形棒鋼/競争激化で3カ月ぶりの下落
資材の高騰や慢性的な人手不足により、中小建築物件の荷動きは閑散とした商況が継続している。先々に首都圏の大型物件は控えているものの、目先の荷動きが鈍いことから、盛り上がる気配はみられない。
価格は、SD295・D16でt当たり10万6000円(東京②)どころと前月比1000円の下落。長引く需要低迷により、数量確保を優先する流通業者間の競争は激しさを増しており、3カ月ぶりの下落となった。
一部のメーカーは、人件費や輸送費等の製造コストが増加しているため、値上げを表明し、慎重な売り腰を維持。流通側も危機感を募らせて価格重視の姿勢を示しているが、小口当用買いに徹する需要者側の指し値は厳しく、価格交渉は綱引き局面が続いている。先行き、横ばいで推移する見通し。
異形棒鋼/価格推移

主要資材の市況 【地区別】
