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東京地区 市況(現況と見通し)

経済調査会2024年7月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。

異形棒鋼/需要回復は見通せず、横ばい推移

 荷動きは精彩を欠く商況が継続。工事業者は人手不足のため選別受注を進めており、その影響を受け工事の発注が先送りになる等、遅延や中止が散見されている。
 価格は、SD295・D16でt当たり11万4000円(東京②)どころと前月比横ばい。目先の工事物件が少ない需要者側は様子見に徹しており、買い急ぐ様子はみられない。
 原材料の鉄スクラップ価格は安定推移しているが、物流経費や人件費は上昇しているため、メーカー側はコスト上昇分の価格転嫁を粘り強く進める意向。しかし、需要の低迷から需要者側は、値上げに対する抵抗感を強めており、価格交渉は平行線をたどっている。需要は当面回復する見込みが薄いため、製販側の値上げを後押しする材料は乏しく、先行き、横ばい推移の見通し。

異形棒鋼/価格推移