東京地区 市況(現況と見通し)
経済調査会2025年5月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。
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異形棒鋼/価格交渉進まず横ばい推移
慢性的な人手不足と資材価格高止まりの影響で荷動きは鈍く、中小物件は薄商いが続いている。来年度以降に大型物件が控えているものの、市場は停滞ムードが漂っている。
価格は、SD295・D16でt当たり10万6000円(東京②)どころと前月比横ばい。需要低迷が続いているが、流通側は安値リスクを伴う数量確保には走らず、価格交渉は進まなかった。
主原料の鉄スクラップは小幅下落したものの、減産により工場稼働率が落ちていることや、電気料金・輸送費・人件費等の高騰による製造コスト上昇を背景に、販売側は強い売り腰を維持している。こうした中、需要者側は人手不足の影響で選別受注を進め当用買いに徹しており、様子見の姿勢を崩していない。そのため、目先、横ばい推移の見通し。
異形棒鋼/価格推移

主要資材の市況 【地区別】
