東京地区 市況(現況と見通し)
経済調査会2025年6月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。
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異形棒鋼/前月比1000円下落
人手不足・時間外労働の上限規制による工期の遅延や、資材高騰による計画の見直し等により、需要は低調に推移している。今年度の国内向け出荷量は過去最低の600万t割れが懸念され、市場は停滞ムードが漂う。
価格は、SD295・D16でt当たり10万5000円(東京②)どころと前月比1000円の下落。新規物件が少ない中、流通側は需要者側の要求を受容せざるを得ず、市況はじり安基調で推移している。
メーカー各社は製造コストの上昇に伴い、採算が悪化していることから、これ以上の下落を食い止めるため価格の維持に注力している。しかしながら、長引く需要低迷により、数量確保を優先したい流通側の競合は激しさを増しており、価格交渉は需要者に優位な展開が続く見通し。先行き、弱含みで推移する公算が大きい。
異形棒鋼/価格推移

主要資材の市況 【地区別】
