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ホーム > 話題の新製品 > 建築資材・工法 > 中大規模建築向けの耐火合板「耐火-ガイナー」を発売

住友林業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:光吉 敏郎)は信越化学工業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:斉藤 恭彦)と共同で、タブレット状の薬剤を充填して耐火性を持たせた合板「耐火‐ガイナー」を開発、発売した。
合板の形状を住友林業が、シロキサン化合物と難燃剤からなるタブレット状の薬剤開発を信越化学工業が担当した。
 

 
「耐火-ガイナー」は例えば柱・梁等への被覆材として活用する場合、集成材工場等で被覆し現場への納品が可能で、建て方後の現場作業が不要となり工期の短縮が見込める。脱炭素の観点から石膏ボード等の無機系耐火被覆材を木質部材の「耐火‐ガイナー」で代替し、中大規模建築物への木材使用量を拡大、環境負荷低減を目指す。
 
■概要
タブレット状の難燃薬剤を24mm国産材合板の表裏両面から一定間隔で所定の深さの孔(直径10㎜、深さ15㎜)に埋め込み耐火性能を持たせ、国産材活用の観点で販売中のガイナーシリーズの一つとして商品化(基本サイズは縦1820㎜×横910㎜×幅(厚み)24㎜)。
 
「耐火-ガイナー」は薬剤をタブレット状にして形状を維持しており、基本サイズからの大きさ変更などは一般的な木工機械で加工できる。
加圧注入等による難燃薬剤処理時に不可欠の薬剤充填後の乾燥工程が不要で、製造時の環境負荷を低減でき、納期の短縮、コスト削減にもつながる。
万一の火災時は難燃薬剤がガラス化して強固な炭化層を形成し、周辺への火の粉の飛散リスクを軽減する。
 
 
 

■問い合わせ先
住友林業株式会社
https://sfc.jp/

最終更新日:2023-09-07

 

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