ホーム > 新製品・業界ニュース > 土木資材・工法 > プレキャストPC床版の新しい継手工法「Zスパイラル工法」を開発

株式会社奥村組(本社:大阪市阿倍野区、代表取締役社長:奥村 太加典)と昭和コンクリート工業株式会社(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役社長:村瀬 大一郎)は、高速道路橋に使用されることが主流となっているプレキャストPC(プレストレストコンクリート)床版を、矩形状の特殊スパイラル筋「Zスパイラル筋」を用いて接合する継手工法「Zスパイラル工法」を開発した。
これにより、十分な疲労耐久性を確保しつつ作業時間の短縮を可能とする。

 
■特長
Zスパイラル工法」は、ループ筋に橋軸直角方向鉄筋を通す代わりに、矩形状の特殊スパイラル筋「Zスパイラル筋」をループ筋の上部に差し込んで結束固定するもので、次の特長を有する。

  1. 作業時間の短縮が可能
    Zスパイラル筋とループ筋の結束は容易であるため、標準工法に比べて配筋にかかる作業時間が大幅に短縮できる。
  2. 足場の設置や作業ヤードの確保が不要
    標準工法の場合、橋軸直角方向鉄筋を通すために足場の設置や作業ヤードの確保が必要となるが、Zスパイラル筋は床版の上面から差し込むことができるため、それらを要さない。
  3. 特殊コンクリートの使用が不要
    標準工法から他の工法に変更する場合、床版を接合する間詰めコンクリートに特殊コンクリートを使用することがある。
    本工法では標準工法と同様、工場出荷時に品質が保証された設計基準強度50N/mm2のコンクリートを使用するため、特殊コンクリートの場合に発生する現場での練り混ぜ作業、強度試験などの手間が発生しない。

 
 
 
■問い合わせ先
株式会社奥村組
https://www.okumuragumi.co.jp/

最終更新日:2024-07-25

 

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