日工株式会社(本社:兵庫県明⽯市、代表取締役社⻑:辻 勝)は、アスファルトプラント業界において世界で初となるAIを活用したバーナ運転支援システム(PromeTeacher for Burner)の実証実験を、奥村組土木興業株式会社 堺合材所 殿で6月6日に実施し、従来技術では制御が難しかった工程において、運転員による手動操作と同等の精度を確認することに成功した。
本検証結果は、今後のアスファルトプラントの完全自動運転実現に向けた重要な一歩であり、実用化に向けた改善に努めていく。
■開発の背景
日工株式会社は2030年ビジョンである「運用・保全サービスによる顧客の経営パートナー」を目指し、AI技術を活用した自動化製品の開発を進めている。
アスファルト合材の骨材を加熱・乾燥させるバーナの立ち上げ制御は、骨材の状態に応じて最適な方法が変わる。
そのため、オペレーターの技量によって、立ち上げ時間・燃費・合材の品質などが大きくばらつくことが課題とされてきた。
しかし、ベテランオペレーターによる運転は言語化できないノウハウ・暗黙知であるためにその技能継承は難しく、新人の育成に多くの時間と労力を割いていた。
そこで日工は、プラントを運転しながら技能継承をサポートする本製品を開発し、実証実験においてベテランオペレーターと同等の精度を確認した。
■「PromeTeacher for Burner」の概要
本製品は、ベテランオペレーターによる運転ログデータをAIが学習することで、ベテランオペレーターの勘所を可視化。
そのデータを基に、生成されたガイダンスに従うことで、初心者でもベテランと同等の操作を実現することが可能となった。
■問い合わせ先
日工株式会社
https://www.nikko-net.co.jp/
最終更新日:2024-09-10
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