東京地区 市況(現況と見通し)
経済調査会2024年7月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。
コンクリート型枠用合板/在庫薄も逼迫感なく、市況は動意薄
国内需要の低迷と円安傾向の継続から、流通側は新規注文を手控えている。一方、港頭在庫は低水準の入荷が続き、品薄感はあるものの、市中に逼迫した様子は見受けられない。
価格は、無塗装品ラワン12×900×1800mmで枚当たり1820円と前月比変わらず。国内流通各社は、調達コスト上昇分を販売価格に転嫁すべく値上げの機会を模索するも、需要者側では小口当用買いに終始していることから、交渉は本格化せず、販売価格を押し上げるまでには至っていない。
今後、為替のさらなる円安進行による高値玉の入荷に備え、流通側は売り腰を強めたい意向だが、需要が好転する兆しはなく、市況が動意付くには時間を要するとみられる。目先、横ばい。
コンクリート型枠用合板/価格推移
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