東京地区 市況(現況と見通し)
経済調査会2025年10月上旬調べ。品名規格欄の②③等は調査段階を示します。
調査段階は月刊『積算資料』の「積算資料の見方」(目次12)を参照ください。
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CVケーブル/銅価急騰で市況上伸
日本電線工業会の電線受注出荷速報による建設・電販向けの8月推定出荷量は、約1万9300tと前年同月比約4.5%減。足元の荷動きは、稼働中の都心部再開発事業向けが堅調だが、依然として中小物件は人手不足による延期や中止もあり、総じて精彩を欠いている。
一方、国内電気銅建値は10月初旬でt当たり168万円と、海外銅相場の急騰および円安推移を背景に前月初旬比t当たり18万円の大幅上昇。足元の荷動きはさえないが、販売側は、銅価の上昇分を価格に転嫁すべく採算重視に徹した結果、需要者側の銅価上昇を受け入れる動きが広がった。
価格は、CVケーブル600V3心38mm2でm当たり2334円と前月比7.7%の上伸。しばらくは銅価が高値圏で推移するとの見方が強い中、今後も販売側、需要者側ともに銅価にらみの価格交渉が続く見込み。目先、横ばい。
CVケーブル/価格推移

主要資材の市況 【地区別】
