ホーム > 新製品・業界ニュース > 土木資材・工法 > ウェーブガイドLANを活用した「鉛直精度リアルタイムモニタリングシステム」を開発

古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男)はこの度、株式会社竹中土木(本社:東京都江東区、取締役社長:竹中祥悟)と共同で、ウェーブガイドLANを活用した「鉛直精度リアルタイムモニタリングシステム」を新たに開発した。
本システムは地盤改良工事の品質向上を目的としたもので、試験施工によりその有効性を確認した。
 

 
■概要
本システムは、地盤改良工事における深層混合処理工法において、従来は困難であった地中の掘削ロッド先端位置をリアルタイムで計測・表示することで、高精度な鉛直精度の管理を実現する。
2軸深層混合処理機において、掘削ロッドの中心に設置したウェーブガイドLANを介して、掘削部付近に配置されたジャイロセンサーと施工管理用PCを接続する。
これにより、深度情報と連携して先端位置をリアルタイムでの表示が可能となる。
リアルタイムで表示した先端位置を施工に反映することで、鉛直精度の高い高品質な改良体の構築を実現する他、単管パイプを耐圧管で保護する2重管構造を採用することで地中でも安定した無線通信を可能にした。
 
これまでウェーブガイドLANは、建設現場など電波が入り辛い 高層階や地下階、エレベーター内において無線LAN環境の構築に貢献してきた。
このたび竹中土木と共同で本技術を応用したことで、地盤改良工事の品質向上および信頼性確保への貢献にも期待できる。
 
 
 
■問い合わせ先
古野電気株式会社
https://www.furuno.co.jp/

最終更新日:2025-10-15

 

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