M.V.P.システムの構造イメージ
M.V.P.システムの各部材イメージ
概要
●プレキャスト式雨水地下貯留施設(壁式多連型)技術マニュアル[改訂版]掲載
M.V.P.システムは、門型部材とスラブ部材を組み合わせ、底面部をインバート構造にすることで、勾配や排水溝、ピットなどを容易に設けることができ、効率的な維持管理を可能とする雨水貯留システムである。
■ 一般財団法人 土木研究センター 建設技術審査証明取得
■ 公益社団法人 雨水貯留浸透技術協会 技術推薦
特長
- 優れた耐震性
「プレキャスト式雨水地下貯留施設 技術マニュアル」に要求されている「レベル1」「レベル2」地震動に対し、耐震性能を満足。
- 工期短縮
槽の端部壁も専用のプレキャスト部材にて構築するため、防水完了後すぐの埋戻しが可能となり、大幅な工期短縮が可能。
端面B部材(内側より撮影)
端面D部材(外側より撮影)
- 高い防水性
部材相互はパッキン材またはコーキング材と防水シートの2重防水、インバートとの継ぎ目には専用の収納式止水板を埋め込んでいるため、高い防水性を有する。
● 現場止水試験の実施
要望に応じて、現地にて止水試験を行うことが可能。
現場止水試験の様子(側壁外側)現地地下水位に応じた耐水圧の確認を行う。
(0.1MPaまで加圧にて確認実績あり)
採用条件
- 設置に適した場所
公園下・駐車場下
- 上載荷重
Q=10kN/㎡。公園および校庭等の上部施設、駐車場の普通乗用車から大型バス程度の荷重を想定。埋戻し作業時の重機荷重等については別途検討が必要。
- 土被り条件
0.0m~2.0m。条件範囲外は別途検討が必要。
- 地下水位
「地下水位以深」へ設置可能。高い水密性を有し、高地下水位にも対応可能。現場打ち耐圧底版構造により、浮き上がりに対しても強い構造。
- 地盤沈下や不等沈下の恐れのある地盤にも強い構造
PC鋼材による製品間相互の緊結や、上載荷重を考慮した一体構造の現場打ち耐圧底版を有するため、不等沈下等による製品間の段ずれを起こしにくい構造。