プレキャストコンクリート製雨水地下貯留槽ミニゲート｜雨水貯留浸透基盤材｜ミニゲート研究会

概要

近年、局地的な集中豪雨や台風の襲来頻度の増加による、河川の氾濫や浸水被害等の問題が頻発している。これらを抑制するため、オンサイトで雨水を一時的に貯留し、下流側の負担を軽減させることが求められている。

ミニゲート工法は、経済性、施工性、安全性に優れたプレキャスト製雨水貯留槽の特長を生かしながら、小型化・軽量化を図ることによりさらに施工性、経済性を追求した雨水流出抑制地下貯留施設を構築するものである。

製品種類		本体ブロック				頂版スラブ
内幅B（㎜）		2000				H≦2000	H＝2500
高さH（㎜）		1000	1500	2000	2500
参考質量（㎏）	端部ブロック	3512	4066	4623	6122	1425	2005
	中間ブロック	3184	3555	3927	5015

特長

自然流下式に有利
　内空高を低く規格化することにより、ポンプ等の機械設備が不要な自然流下式にできる可能性が高まるため、ランニングコストの軽減が可能。
維持管理が容易
　内部空間が大きいため、貯留槽内で点検および清掃等の維持管理作業が容易にできる。
敷地の有効活用
　地下式のため上部の土地を公園、校庭および駐車場等、多目的に利用できる。上載荷重はq=10kN/m²に対応。
敷地に合わせて自由な設計が可能
　計画敷地面積に合わせプレキャスト部材を自由に組み合わせることが可能なため、土地を有効利用できる。
工期短縮・コスト削減
　プレキャスト部材を組み立てるため工程が早く、トータルコスト面で経済的である。
耐震性に優れた構造
　レベル1・2に相当する地震動に対して耐震性能を有する優れた構造。
その他
　・ブロック質量が5t未満のため設置費用が低減され経済的（H=2000mm以下の場合）。
　・インバートコンクリートにより任意の勾配を設けることが可能であり、排水部への導水が容易である。