上ヒンジ式浮体ゲート「Uゲート」｜有限会社設計工房むさし野

「上ヒンジ式浮体ゲート “Uゲート”」は、洪水時に安全・確実に閉鎖することを目的として、従来の無動力・自動ゲート（フラップゲートなど）が持つ欠点を克服するために開発された。
構造はシンプルで、平水時には、河岸から張り出したヒンジを軸に、ゲートは逆L字形をしてぶら下がっている。
扉体は中空の浮体構造で、河川水位が上昇し扉体の約75％が水没すると、浮力によりゲートが自動的に開口部を閉鎖する。
平水時、一定の開口を確保しているため、フラップゲートのようにゲートと戸当たりとの間に異物が挟まる恐れがほとんどない。
また、ゲートは上部から吊られて空中に保持されているため、扉体上に堆積物が乗るといったこともない。