合成樹脂製急速空気弁・補修弁｜水道用弁類｜旭有機材株式会社

NNTD登録番号：1199、NETIS登録番号：HK-170011-VR

製品外観

設置状況（一ツ瀬川）

多量排気と低圧作動の樹脂製急速空気弁

農業用水パイプライン、上水道の空気弁は、①通水開始時に管路内の空気を排出する、②通水中管路内に滞留する空気の排除、③空気がたまりやすく、排水時に負圧を生じる恐れのある高位部への設置、④仕切弁の直下流、⑤管内の水を排除する際に迅速な吸気を行う、等の目的で設けられる。

中でも、農業用水パイプラインに使われる空気弁には、①吸排気性能の向上による充水・落水作業の効率化（送配水効率）、②低圧時のシール不良解消、③ゴミ詰まり対策、④耐蝕性、耐候性などの性能が求められる。

これらを解決するため、作動不良や通水性能を低下させる腐食・錆こぶが発生しない、合成樹脂製の急速空気弁･補修弁を開発した。耐久性に優れた樹脂を採用し、内部材も含め継手強度を高めた軽量設計により優れた耐震性能を発揮する。

精確な作動

弁体や弁座の形状により低圧ラインで優れた吸排気とシール性能を発揮。微量の排気や圧力下排気においても精確に作動。

吸排気能力

通常の1.5～2倍の給排気能力を発揮（多量排気性能曲線）

特長

1．吸排気特性に優れ、充･落水作業の効率化が図れる。
2．独自の弁座形状で低圧時のシール性能を4.9kPaに向上。
3．軽量・省スペース（浅層埋設対応）。
4．低コストである。
5．耐久性能（耐衝撃性、耐蝕性、耐候性、耐凍害性、耐摩耗性、耐震性）に優れる。
6．管内圧力計等の計測機器設置用タップを補修弁に標準装備（φ75㎜～200㎜）。
7．サーマルリサイクルが可能。

詰まり対策

フロート弁体と案内の間に隙間を設け、落水時に細粒分が案内部に滞留しないようにし、細粒分による弁体の固着を防止する。

耐候性

ウェザーメーターによる促進耐候性試験（キセノンアークランプ3,000時間）でも物性はほとんど劣化していない。

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最終更新日：2024-08-20