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ミズトール(MTパイプ)は最も基本的な地すべり防止工法である地下水排除工(水抜きボーリング工)の効果を高めるために考案された保孔管である。
従来の保孔管は、VP40の塩ビ管にストレーナ加工したもので、孔壁保護の機能はあったが、排水機能が低いという欠点があった。すなわち、ボーリング孔に湧出した地下水を地すべりブロック内に逃がしてしまう欠点があった。ミズトールは従来管の欠点である排水機能を飛躍的に改善した保孔管である。
ミズトールの排水機能は比較試験でも証明され、全国の地すべり現場で多くの施工実績を持っている。
上図の排水原理に見る通り次の4つの特長がある。
保孔管には、従来の単管(VP40)以外にもさまざまな工夫を凝らしたものが10種類ほど市場に出回っている。
平成25年に(独)土木研究所でこれらの保孔管の室内比較試験を行った結果は図-1に示す通りで、排水効率は従来型の保孔管は15%に対しミズトールは100%であることが明らかになった(「地すべり地における地下水排除ボーリング工の排水性能調査 共同研究報告書、平成25年5月: 整理番号第53号」による).
図-1 A~Jは市販されている他の保孔管
現場での従来管との比較試験は、三紀の泥岩や片岩地すべりなど、さまざまなタイプの地質で実施した。
試験方法は、横ボーリングの保孔管を従来管とミズトールと交互に設置し、それぞれの湧水量を比較した。その結果、地質タイプにかかわらず、ミズトールが従来管の2.5~8倍の湧水量となった(図-2)。
また、地下水位低下の比較をしたところ、従来管では水位低下がなかった地すべりブロックで、ミズトールでは顕著な地下水低下を確認できた。
以上の通り、室内でも現場でもミズトールは従来管のみならず、他の保孔管より圧倒的に優れていることが明らかになった。
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最終更新日:2024-05-31