ニュープラくん製品写真
タイ国バンコク都内工業団地(2019年)
概要
気候変動に伴う集中豪雨により都市部を中心に浸水被害が増加している。
その対策としてプラスチック製のブロックを地中に積層し、ブロック内の空隙を活用して雨水貯留槽を形成することで浸水被害を防ぐ「雨水貯留浸透施設」がある。
しかし、一般的に雨水貯留槽用ブロックに使用されている再生ポリプロピレン(PP)樹脂は、長期クリープ強度の維持に問題があることから、より安全・安心な強度の高い材料が求められている。
これらの問題を解決し、施工性および維持管理性を向上させた製品が「ニュープラくん」である。
特長
- 水平方向の長期クリープ強度を改善
構造解析技術に基づく独自設計・組立構造により、従来の再生PP 樹脂製の雨水貯留槽に比べ、水平方向の長期クリープ強度の向上を実現した。
- 高い耐震機能と雨水貯留性能
阪神淡路大震災クラスに相当するレベル2 地震動でも耐える高い強度を有している。T-25活荷重に対応しているため、駐車場下にも設置が可能。またさらに、製品組立後の実質空隙率は95%以上と雨水貯留性能も非常に高い。
- 優れた施工性能と品質
主要な部材を組み立てるだけで、簡単に雨水貯留槽を製作する事が可能。また、公益社団法人雨水貯留浸透技術協会より「技術評価認定書」を取得。
- 豊富な実績
ニュープラくんは北海道から沖縄まで、官公庁や民間向けに多数の設置実績を持つ。また海外においては東南アジア(インドネシア・タイ)での設置実績がある。
・官公庁(国土交通省・都道府県・市区町村)発注の設置実績:庁舎駐車場、公園、学校グラウンド 等
・民間発注の設置実績:流通倉庫、ショッピングセンター、工場、老健施設、マンション 等
施工手順
⓵本体設置
⓶ニュープラくん
組立後全景
⓷上面シート敷設
⓸接続管設置
施工図例
浸透施設として設置する場合